英語のルールは、日本語と大きく違います。
「なんとなく読めるけれど、文法になると難しい…」
小学生のお子さんを見ていて、そんな瞬間はありませんか。
英検4級は、
単語を知っているだけでは得点につながりにくい級です。
文法を理解できると、長文やリスニングもぐんと分かりやすくなります。
でも、すべてを完璧に覚える必要はありません。
英検4級には出る文法の“型”が決まっています。
この記事では、「まずはここを押さえればOK!」という文法の基本を、小学生にもわかりやすく整理して解説します。
お子さんが文の意味をつかめるようになると、英語の世界がいっきに広がります。
その一歩目を一緒に作っていきましょう。
英検4級の文法は何を勉強すればいい?
中学1年前半レベルが中心
英検4級は中学1年前半レベルの文法が中心です。すべての文法を網羅するのではなく、英検4級でよく出る範囲にしぼって学習すると、効率よく力を伸ばすことができます。
試験に出る文法を優先して学ぶ
英検4級の文法問題は、「単独の文法問題」だけでなく、会話文や短い文章の中で出題されます。つまり、
- 文法そのものの知識
- 文脈の中で使える力
の両方が求められます。だからこそ、まずは試験によく出る文法に絞って、文の形ごと覚えていくことが大切です。
英検4級でよく出る文法一覧
be動詞
am / are / is を使って「〜です」「〜にいる」を表します。
- I am a student.
- She is in the room.
一般動詞(肯定文・否定文・疑問文)
like / play / study など、「〜する」という動きを表す動詞です。否定文・疑問文では do / does を使います。
- I play soccer.
- I do not (don’t) play soccer.
- Do you play soccer?
現在進行形(〜しているところです)
今していることを表す文です。be動詞+動詞のing形でつくります。
- I am studying English.
- She is reading a book.
形容詞・副詞
形容詞は名詞を説明することば、副詞は動詞や形容詞などを説明することばです。
- a big dog(大きな犬)
- He runs fast.(彼は速く走る)
「どのことばを説明しているか」を意識すると理解しやすくなります。
代名詞(所有格・目的格)
名詞の代わりに使うことばです。特に英検4級では、所有格・目的格が会話文でよく出てきます。
- This is my bag.(所有格)
- I like him.(目的格)
- She helps them.(目的格)
接続詞(and / but / because など)
文と文、語と語をつなぐことばです。
- I like soccer and baseball.
- It is rainy, but I want to go out.
- I stayed home because I was tired.
接続詞が分かると、長文の流れをつかみやすくなります。
前置詞(at / in / on など)
時間や場所を表すときに使うことばです。細かい意味を暗記するよりも、「よくいっしょに出てくる組み合わせ」で覚えるとスムーズです。
- at seven(7時に)
- in the morning(朝に)
- on Sunday(日曜日に)
- in the park(公園で)
過去形や助動詞(can, will など)も出題されますが、まずはここまでの文法をしっかりおさえることが先です。
まずはここから!優先度の高い文法TOP3
次の3つをマスターできれば、英検4級の文法問題の大部分に対応できるようになります。
① be動詞と一般動詞の区別
最初にぶつかる大きな壁が、「be動詞」と「一般動詞」の使い分けです。
- be動詞:〜です/〜にいるを表す(am / are / is)
- 一般動詞:〜するという動きを表す(play / like / study など)
文の中にbe動詞と一般動詞を同時に入れてしまうミスもよくあります。
- × She is play tennis.
- ○ She is playing tennis.
「この文は『〜です』なのか、『〜する』なのか」を、親子で一緒に確認しながら練習すると理解が深まります。
② 疑問文のつくり方
英検4級では、会話文の中で疑問文がたくさん出てきます。代表的なパターンをテンプレとして覚えてしまいましょう。
- Do you play soccer?
- Are you free tomorrow?
- Can you help me?
最初のDo / Are / Canを聞いただけで、「これから質問がくるんだな」と分かるようになると、リスニングもかなり楽になります。
③ 三人称単数(He / She などのときの s)
英検4級で非常によく出るのが、三人称単数(he / she / it / 名詞1つ)のときに動詞にsをつけるルールです。
- He play soccer. → ×
- He plays soccer. → ○
このルールを意識せずに書いてしまうと、文法問題で点を落としやすくなります。音読のときに、plays / likes / goes など、sの音をしっかり発音して読む練習がおすすめです。
小学生がつまずくポイントと対策
“動詞が2つ”問題
文の中に動詞が2つ入ってしまうミスは、小学生にとても多いです。
- × She likes play soccer.
- ○ She likes playing soccer. / She likes to play soccer.
「1つの文には、メインの動詞は1つ」という意識を持てるよう、ゆっくり文を分解して確認していきましょう。
主語と動詞の一致
主語によって動詞の形が変わるルールも、つまずきやすいポイントです。
- I like / You like / We like / They like
- He likes / She likes / It likes
表にして視覚的に整理したり、カードにしてゲーム感覚で練習したりすると、自然と身についていきます。
読むスピードが追いつかない
文法は理解できていても、英文を読むスピードが遅いと問題を最後まで解き終わらないことがあります。
対策としては、
- 短い英文を毎日音読する
- 同じ文を何度か繰り返し読む
など、「速く」より「スムーズに」読めることを目標にしていくとよいです。
家庭でできる文法学習法
文の型で覚える
英検4級レベルの文法は、ほとんどが「型」で覚えられます。
- I like 〜 .(〜が好きです)
- Do you 〜 ?(〜しますか)
- I’m 〜ing.(〜しているところです)
この「型」に単語を入れ替えながら練習すると、お子さんでも楽しく文法を定着させることができます。
音読&ミニ英会話
テキストやワークに出てくる例文を、親子で音読するのもとても効果的です。
- 子どもが英文を読む
- 保護者の方が日本語訳を言う
- 役割を交代してみる
といったミニ英会話にすることで、文法が「テストのための知識」ではなく、「使える表現」として身についていきます。
過去問で実践力UP
文法の基礎がある程度できてきたら、過去問や予想問題集で実践力をつけていきましょう。
- 間違えた問題は、なぜその選択肢になるのかを一緒に確認する
- 同じ文法が出ている問題をまとめて復習する
「どの文法が苦手なのか」が見えてくると、勉強の優先順位も決めやすくなります。
文法の基本をおさえて合格へ
- 英検4級の文法は中学1年前半レベルが中心
- まずはbe動詞/一般動詞/疑問文/三単現のsを優先的におさえる
- 文の型で覚えると、長文やリスニングにも強くなる
- 音読やミニ英会話で、「使える文法」として定着させる
- 過去問で苦手な文法を見つけて、重点的に復習する
文法の基本が分かると、英語の見え方が大きく変わります。お子さんのペースに合わせて、一歩ずつ理解を積み重ねていけば、英検4級の合格はもちろん、その先の英語学習にも大きな力になります。

