「かけ流しをやれば英語が身につく」と聞いたものの、
「本当に効果があるの?」「何歳からやればいいの?」と迷うこと、ありますよね。
結論から言うと、かけ流しはやり方次第でしっかり効果が出る学び方。
ただし、年齢によってねらうべき効果が変わるため、
正しいステップで取り入れる必要があります。
この記事では「意味のあるかけ流し」になる方法を、
家庭で再現しやすい形で紹介します。
今日の10分から、未来の英語力を育てていきましょう。
英語のかけ流しは効果ある?
結論から言うと、かけ流しは「やり方しだいで土台づくりには効果があるが、万能ではない」というのが、現在の研究から見える姿です。
まず前提として、言語発達の研究では
「どれくらいの量のことばを聞いているか(インプット量)」が、語彙力や音の聞き取り力と強く関係していることが繰り返し示されています。バイリンガルの子どもを追跡した研究では、家庭で英語に触れる時間が多いほど、語彙や文法の発達が進みやすいという結果が出ています。PMC+1
一方で、「音が流れていれば何でもよい」というわけではありません。
- 乳児に外国語を聞かせた有名な研究では、生身の人が対面で話しかけた場合には外国語の音の聞き分けが上達したのに、同じ音声をテレビ映像や音声だけで聞かせても効果がなかったという結果が報告されています。PNAS+1
- つまり、子どもの注意がどれだけ向いているか/社会的なやり取りがあるかが、学びに大きく影響する、ということです。
第二言語習得の理論でも、Krashenの「インプット仮説」に代表されるように、
「意味がなんとなくわかる言語(=理解可能なインプット)」をたくさん聞くことが習得のエンジンだとされています。ウィキペディア+1
単に意味不明な音が流れているだけでは、学びにつながりにくいのです。
また、語彙習得の研究では、絵本や動画などを通して**偶然くり返し出てくる単語に自然に触れる(偶発学習)**だけでも、ある程度の単語は覚えられることがわかっています。ただし、効果が出るのは「同じ単語に何度も出会える」「内容をおおまかに理解できている」など、いくつかの条件がそろったときです。Wiley Online Library+1
これらをまとめると、家庭でのかけ流しで期待できるのは、次のような効果です。
- 英語独特のリズム・イントネーション・音の並びに耳が慣れる
- 同じ歌やフレーズをくり返すことで、よく出てくる単語や表現が少しずつ定着する
- 「英語の音」が日常の一部になり、心理的ハードルが下がる
ただし、
- 完全に「ながら聞き」のBGMになっていて、子どもの注意がほとんど向いていない
- 年齢に比べて内容が難しすぎて、まったく意味が追えない
- かけ流しだけで満足して、親子のやりとりや発話の機会がほとんどない
といった場合、学習効果はかなり限定的になります。
ですので、BabyEigoとしては、
かけ流し=それだけでペラペラになる魔法
ではなく、
「英語の音とリズムに慣れるための“下地づくりツール”」
と考えるのがおすすめです。
このあと続く「年齢別の正しいかけ流しの目安」で、
・0〜2歳は音のシャワー
・3〜4歳はストーリー理解のサポート
・5〜6歳は発話と結びつける
といった形で目的を少しずつ変えていくと、研究で分かっている知見とも無理なくつながります。
年齢別|正しいかけ流しの目安
0〜2歳:音のシャワー時期
- 英語童謡・リズムの良い音源がおすすめ
- 親が歌ってあげると効果UP
- 1日10〜20分でOK
3〜4歳:言葉と意味が少しずつ
- アニメや絵本の音源
- 同じ作品のくり返し視聴が◎
- 1日15〜30分
5〜6歳:発話とリンクさせる
- フレーズが多い音源
- 親子でかんたんな英語の声かけ
- 1日20〜45分
家庭でできる効果アップの工夫
聴く環境を整える
音量は小さめBGM。生活の中で「自然に聞こえる」設定に。
コンテンツは「子ども基準」で
- 好きなキャラクター
- ストーリー性のある動画
- 歌いたくなる曲
親の声かけで効果を伸ばす
「一緒に歌ってみる?」など感情や関わりがカギです。
「かけ流しだけ」では足りないもの
英語はインプット → 試しに言ってみるで育ちます。
ワンポイントで発話を促すと効果がUPします。
今日からできるおすすめ習慣例
| 時間帯 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 朝 | 英語ソング3曲 | 約7分 |
| 移動時間 | 英語CD・音源 | 約10〜20分 |
| 夜 | 絵本音源+1フレーズ声かけ | 約5〜10分 |
1日の合計:15〜40分で十分です。

