英検の勉強をしている小学生にもっとも足りないのは、
実は “単語力” でも “文法” でもありません。
一番足りないのは——
「読む量」 です。
英検の長文は、級が上がるごとに
- 内容が抽象的になる
- 専門的な語彙が出る
- 説明文の割合が増える
- 背景知識が必要になる
という性質があります。
つまり、
問題集だけでは絶対に読解力が伸びない構造 になっています。
ところが、日本の小学生の多くは
“英検対策=過去問・単語帳・問題集”
と考えがちで、
読む量が圧倒的に足りません。
そこで圧倒的に効果を発揮するのが 多読(extensive reading)。
多読は、
- 語彙が自然に増える
- 文章の構造に慣れる
- 説明文の背景知識がつく
- 英語に対する抵抗が最小になる
- 分からない単語でも読み進められるようになる
など、英検上位級に必要な力を“全部まとめて”伸ばせます。
とくに、小学生がつまずきやすい
準2級の壁・2級の長文・準1級の抽象文
は、多読をしているかどうかで合格率が大きく変わります。
本記事では、
小学生が英検を受けるうえで欠かせない
「多読 × 英検」最強コンビの活用法 を、級別にくわしく解説します。
📘 英検の級ごとに必要な多読量(小学生向け・完全版)
多読は「読む量」そのものが命です。
ただし
- 多ければいい
というわけではなく、
級ごとに 最適なジャンル・語彙レベル・冊数 があります。
ここでは、小学生が英検に合格するための
“現実的に必要な読書量” をまとめました。
🔰 英検5級・4級は多読は“なくても合格できる”が…
✔ 必要な読書量
- 合格には必須ではない
- ただし読書習慣をつける目的で 月3〜5冊 読むとよい
✔ おすすめの本
- ORT(Oxford Reading Tree)
- 英語絵本(英語仕掛け絵本でもOK)
- Raz-Kids:A〜D
✔ ポイント
ここでの多読は、“英語好きになる導入” が目的。
語彙増強というより 英語アレルギーを作らない 効果が大きい。
⭐ 英検3級は多読がある子とない子で差がつく最初の級
✔ 必要な読書量
- 月10冊程度(合計2,000〜5,000語/月)
- ORTなら Stage 5〜6
- Raz-Kidsなら K〜N
✔ おすすめの本
- ORT Stage 5〜6
- National Geographic Kids(入門シリーズ)
- Penguin Kids(Level 3–4)
- Raz-Kids:J〜N
- Oxford Bookworms:Starter
✔ ポイント
3級は長文が増えるため、
多読がある子は“余裕合格”に近づき、
多読がない子は“文章が読めない”と感じる。
🔥 英検準2級は「多読なし」で合格するのはかなり難しい級
✔ 必要な読書量
- 月15〜30冊(10,000語以上/月)
- 本格的に「説明文」を読む必要がある
✔ 多読の主役
- Raz-Kids:P〜T
- National Geographic Kids(初〜中級)
- Oxford Bookworms:Stage 2〜3
- Penguin Readers:Level 2〜3
- News-O-Matic(アプリ)
✔ 多読が必須な理由
準2級は、文章が一気に“論理的な説明文中心”になるため
読書経験がない小学生は手も足も出ない。
多読をしていると
- 文章構造に慣れる
- 説明文を読む体力がつく
- 語彙が自然に増える
→ 長文の正答率が爆上がりする
🚀 英検2級は多読が“合否を決める”最大要素になる
✔ 必要な読書量
- 月10,000〜20,000語(1日500〜1,000語)
- 上位の子は 年間100,000語以上 読んでいる
✔ 多読に使う教材
- Oxford Bookworms:Stage 4〜5
- Penguin Readers:Level 3〜4
- National Geographic Kids(中級〜上級)
- News-O-Matic(英文ニュース)
- Tween向け英語小説(Magic Tree House など)
✔ 多読が効く理由
2級は
- 科学
- 環境
- 社会問題
- テクノロジー
などの説明文が中心。
背景知識&語彙が足りない子は
問題文を読む時点でスタートラインに立てない。
多読がある子は
内容理解力が高いので、
長文の正答率が “自然に” 60〜80%近くに上がる。
🔥🔥 英検準1級は多読なしではまず無理。量だけじゃなく“質”が必要
✔ 必要な読書量
- 月20,000〜30,000語以上
- 文章の難度は英字新聞レベルへ
✔ 必須となる読書内容
- National Geographic(大人向け)
- Newsela(上級記事)
- TIME for Kids(高学年向け)
- Oxford Bookworms Stage 6
- Penguin Readers Level 5〜6
- 英語の科学・環境・社会本
✔ なぜ多読が必須なのか
準1級の長文は
“情報量の多い説明文”+“抽象テーマ”。
問題集だけで慣れるのは不可能。
多読で
- テーマへの背景知識
- 抽象文への耐性
- 読むスピード
を育てないと合格はほぼ不可能。
🔎 級ごとに必要な語数一覧表
| 級 | 月の読書量(目安) | 読むべき本のタイプ |
|---|---|---|
| 5級 | 月3〜5冊 | 絵本中心 |
| 4級 | 月5冊前後 | 絵本+初級読本 |
| 3級 | 月10冊 | 初級多読本(説明文少し) |
| 準2級 | 月15〜30冊 | 説明文中心の読本 |
| 2級 | 月10,000〜20,000語 | 中級読本+ニュース |
| 準1級 | 月20,000〜30,000語 | 上級説明文・ニュース |
小学生の英検対策は、
“どれだけ読んできたか” で合否が8割決まる
と言っても過言ではありません。
📘多読が英検長文に“直接効く”理由
多読は、単に「英語に触れる時間を増やす」だけではありません。
英検の長文問題そのものと“構造的に相性が良い” のが最大の特徴です。
多読をしている子は、英検長文で
- 文章がスラスラ読める
- 内容理解が速い
- 戻り読み(返り読み)が減る
- 設問の答えが自然に分かる
という優位性が生まれます。
この効果は偶然ではありません。
理由はハッキリしていて、以下の 5つの構造が完全に一致しているから です。
✔ 理由① 英検の長文は「多読で慣れる文章構造」でできている
英検長文の約80%〜90%は
説明文(expository text) です。
説明文とは:
- 事実
- 理由
- 具体例
- 因果関係
- 比較
- 問題点と解決策
で構成される文章のこと。
実はこの文章構造、
多読教材の中心内容と完全に一致します。
🔹 例:National Geographic Kids
理由 → 例 → まとめ
という説明文構造がそのまま出る。
🔹 Raz-Kids
科学・社会テーマの説明型ストーリーが多い。
つまり、
多読は “英検長文を読むための練習を自然に積んでいる”
ということ。
✔ 理由② 多読で「背景知識」が増える → 英検の正答率が跳ね上がる
英検は
背景知識(schema) がないと読めません。
たとえば準2級・2級の文章テーマ:
- 絶滅危惧種
- リサイクル
- 宇宙
- テクノロジー
- 社会の課題
- 環境保護
- 生物の性質
こうしたテーマを
普段から本で読んでいるかどうかで
内容理解スピードがまったく違う。
背景知識がある子は
「文章を読む」のではなく
“すでに知っていることを英語で確認する”
という状態になる。
これが英検に最強。
✔ 理由③ 多読は“文構造を丸ごと記憶する” → 読むスピードが上がる
英検の長文は
- “原因 → 結果”
- “主張 → 理由”
- “事実 → 具体例”
というお決まりのパターンで書かれています。
多読ではこれらの構造が
体に染みつくレベルで繰り返し登場する。
その結果:
- 次は何が来るか予測できる
- 知らない単語があっても読み進められる
- 文法を“考えなくても理解できる”
つまり
英検の長文が高速で読める脳になる。
✔ 理由④ 多読で「文章を処理する体力」がつく(リーディング耐久力)
小学生が英検準2級・2級で落ちる理由の多くは
実は “読んで疲れてしまう” から。
長文が嫌い → 読む量が少ない → 読解力が伸びない
という負のループに入りがちです。
多読をしている子は
文章をどんどん読む“読書スタミナ”があるため、
- 最後まで集中が切れない
- 読み疲れが少ない
- 設問までの理解力が持続する
という大きなメリットがある。
これが合否に直結します。
✔ 理由⑤ 読んだ量が多い子は “要点を見抜く力” がある
多読をしていると
文章内で重要な部分を自然に見抜けるようになります。
英検長文でも
- ここが主張
- この段落は例
- これは補足情報
と判断できるため、
設問の答えが見つけやすくなる。
📌 結論としては・・
多読は
英検の長文問題に「必要なすべての力」を同時に伸ばす学習法
です。
- 語彙力
- 速読力
- 背景知識
- 文構造の理解
- 読解スタミナ
- 推測力
これらを全部まとめて伸ばすのは
多読だけ。
英検の勉強と多読は、まさに
「長文に対する最強の組み合わせ」
では、皆様お待ちかねの教材紹介にいきましょう。
📘小学生向けおすすめ多読教材(レベル別・英検に直結)
多読教材は“量を読めるかどうか”が最重要ですが、
実際には 教材選びを間違えると全く効果が出ません。
- 難しすぎる → 子どもが嫌になる
- 簡単すぎる → 伸びない
- 説明文が少ない → 英検準2級以降に対応できない
ここでは、英検対策として本当に役立つ教材だけを紹介します。
🔰 【レベル1】英検5級〜4級向け(英語に慣れる段階)
📚 ORT(Oxford Reading Tree)
- 英語多読の鉄板
- ストーリーが面白いので飽きない
- 会話中心で“英語のリズム” を習得できる
- 4級〜3級手前の子に最適
おすすめレベル:Stage 1〜6
効果:
- 英語への抵抗がなくなる
- “英語を読む” の成功体験ができる
📚 Raz-Kids(A〜G)
- 音声付き
- 難易度が細かく分かれている
- 1冊が短く大量に読める
- アプリなので学習習慣が作りやすい
おすすめレベル:A〜G(5級〜4級レベル)
効果:
- 語彙が自然に増える
- 英語の語順感覚が身につく
⭐ 【レベル2】英検3級向け(説明文への入り口)
📚 Raz-Kids(H〜N)
- 段階的に説明文が増える
- 科学・動物・社会など「英検的テーマ」が揃っている
おすすめレベル:H〜N
効果:
- 3級の長文が“読める文章”に変わる
- 文章量に慣れる
📚 National Geographic Kids(初級)
- 写真が多く読みやすい
- 子どもが興味を持ちやすいテーマ
- 英検で頻出の内容が多い
(動物、環境、サイエンス)
おすすめ:Level 1〜2
効果:
- 準2級につながる背景知識がつく
- 説明文への耐性がつく
🔥 【レベル3】英検準2級向け(説明文が主役に)
準2級は“説明文の壁”があります。
ここでつまずく子は 説明文の読書量が圧倒的に少ない のが原因。
以下の教材は“準2級に必要な文章構造”に完全一致しています。
📚 Raz-Kids(O〜T)
英検準2級の多読は これが最強。
理由:レベルが細かく設定されており、説明文比率が高い。
おすすめレベル:O〜T
📚 Oxford Bookworms(Stage 2〜3)
- 本格的な英文に慣れる
- ストーリーでも“英語の量”を読める
- 説明文に強くなる
📚 Penguin Readers(Level 2〜3)
- 中学生〜高校生初級向け
- 文章構造がしっかりしている
- 英語学習の本格的な導入
📚 National Geographic Kids(中級)
- 説明文の宝庫
- 英検準2級の背景知識とほぼ一致するテーマ
🚀 【レベル4】英検2級向け(長文本番)
英検2級の長文は
“高校卒業レベル × 説明文 × 抽象テーマ” の三拍子。
以下の教材は、2級レベルの読解力と背景知識を同時に伸ばすことができます。
📚 Oxford Bookworms(Stage 4〜5)
- 英語が本格的に「文章」になる
- 2級の語彙と文構造に非常に近い
- 文章量がしっかりある
📚 Penguin Readers(Level 3〜4)
- 世界の名作を英語で読める
- 説明文だけでなく“複雑な物語”に強くなる
- 語彙力が一気に増える
📚 News-O-Matic(アプリ)
- 英語ニュース(子ども向け)
- 毎日新しい記事が読める
- 2級の“時事テーマ”にとても強くなる
🔥🔥 【レベル5】英検準1級向け(上位層専用)
準1級は「多読なしでは無理」レベルです。
説明文 × 抽象テーマ × 情報量多め を読む必要があります。
📚 National Geographic(大人向け)
- 英語の質が高い
- 科学・自然・社会問題などの知識が一気につく
📚 Newsela(上級記事)
- 説明文の質が非常に高い
- 英語の読解力が飛躍的に伸びる
- 面接対策にも絶大な効果
📚 Oxford Bookworms(Stage 6)
- 説明文・論理文への耐性
- 語彙レベルが準1級相当まで上がる
📌 級別の最適教材一覧
| 英検級 | 最適多読教材 |
|---|---|
| 5級〜4級 | ORT、Raz A〜G |
| 3級 | Raz H〜N、NG Kids 初級 |
| 準2級 | Raz O〜T、Bookworms 2–3、Penguin 2–3 |
| 2級 | Bookworms 4–5、Penguin 3–4、News-O-Matic |
| 準1級 | NG 大人版、Newsela、Bookworms 6 |
📘英検対策に最適な多読の進め方(毎日のルーティン)
多読は「正しいやり方」で取り組まないと効果が半減します。
特に小学生は “楽しめること” と “メンタル負荷がないこと” が最重要。
ここでは 英検レベル別の理想的な多読ルーティン を公開します。
🕒 まずは大前提:1日の時間は “10〜15分でOK”
多読は “細く長く” が成功のコツ。
- 長くやりすぎると必ず飽きる
- 習慣づけが最優先
- 毎日少しだけ「読む生活」を作る
英検上位級になると、読む量は増えますが、
最初から30分や1時間やる必要はありません。
📅 【級別ルーティン】小学生のためのベスト多読スケジュール
⭐ 英検5級〜4級
✔ 1日の目安
- 5〜10分
- 1〜2冊(ORTやRaz-A〜Gの短い本)
✔ ポイント
- 絵本中心でOK
- “英語を読むことが楽しい”状態をつくるのが目的
- この時期は量よりも習慣化
⭐ 英検3級(説明文の入り口)
✔ 1日の目安
- 10〜15分
- 月10冊を読めれば十分(2000〜5000語)
✔ 内容
- Raz H〜N
- NG Kids初級
- Oxford Bookworms Starter
✔ ポイント
- “ストーリー 7:説明文 3” の割合
- 3級は「説明文に触れ始める時期」
⭐ 英検準2級(説明文中心・ここから本番)
✔ 1日の目安
- 10〜20分
- 月15〜30冊
- 語数:1日300〜600語
✔ 内容
- Raz O〜T
- Bookworms Stage 2〜3
- Penguin Readers 2〜3
- NG Kids 中級
✔ ポイント
- 説明文が中心(最低50%)
- 長文の“読み疲れ”をなくすための練習
- 英検準2級は「読む量で差が出る級」
⭐ 英検2級(読書量が成績の80%を決める)
✔ 1日の目安
- 20〜30分
- 1日500〜1,000語
- 月10,000〜20,000語
✔ 内容
- Bookworms Stage 4〜5
- Penguin 3〜4
- News-O-Matic(英文ニュース)
✔ ポイント
- 2級の長文は「情報量が多い説明文」
- 読むスピードを上げるための多読を重視
- 月●冊ではなく、“語数”を意識した方が良い
⭐ 英検準1級(多読が合否を決定づける)
✔ 1日の目安
- 30〜40分(分割OK)
- 月20,000〜30,000語以上
✔ 内容
- Newsela(上級)
- National Geographic 大人版
- Bookworms Stage 6
- 英語科学書の易しいシリーズ
✔ ポイント
- “抽象説明文” の耐性をつける
- 英語の背景知識を増やす
- 読むスピードを上げる
📌 【頻度のコツ】毎日より「週5日」を意識
英語学習は、
「少ない量 × 高い頻度」の方が記憶定着率が高い ことが研究で証明されています。
理想的なスケジュール
- 月〜金:読書
- 土日:自由(英語動画・ゲームなどでもOK)
📌 【親がやるべきサポートは3つだけ】
✔ ① 「読む時間」を決める
- 朝15分
- 学校から帰ってすぐ
- 寝る前 など
習慣化が8割。
✔ ② 難しい本を選ばせない
多読のルールは
“辞書を引かない” “分からない単語があってもOK”
です。
難しすぎる本は絶対にNG。
✔ ③ 誉める“だけ”でいい
多読は続けることが最重要。
読み終わった冊数を記録して「すごいね!」と言うだけで伸びます。
毎日少し読む
多読を成功させるコツは、
“長く読む”ではなく、“毎日少し読む” こと。
そして英検の長文は
“文章の量”“テーマ”“文章構造”のすべてが多読と一致するため、
多読なしでは上位級の合格はかなり難しくなります。
英検対策としてのNG多読(効果の出ない方法)
英検対策として多読をするなら、やってはいけないことがあります。
多読は正しくやれば最強の学習法ですが、
やり方を間違えると 「読んでいるのに伸びない」 という状況になりがちです。
ここでは、小学生に特に起こりやすい 多読のNGパターン をまとめます。
NG① 難しい本を読む(=挫折の原因)
多読は “簡単すぎるぐらいの本” を大量に読むのが原則。
にもかかわらず
- 背伸びして難しい本を選ぶ
- 日本語に頼らないと読めない本を選ぶ
これは 多読ではなく“苦行” です。
多読の基本ルールは
「辞書を引かない」「止まらない」「楽しむ」。
難しすぎる本を読んだ瞬間、このすべてが崩れます。
NG② 日本語訳を並行して読ませる
ありがちな失敗はこれ。
- 英語本+日本語訳をセットで買う
- 読めないとき親がすぐ日本語で説明する
これは多読効果が激減します。
多読の目的は
英語を英語のまま理解する量を増やすこと。
日本語を介すると「英語の処理スピード」が育ちません。
NG③ 1冊を丁寧に読みすぎる(=集中多読)
「繰り返し読んだほうがいいですか?」
と聞かれることがありますが、多読では逆効果。
同じ本を何度も読んでも語彙も読解力も伸びません。
多読は
“質より量” が正解。
大量の英文に触れることで、
英語の語順・文章構造・背景知識が自然に積み上がります。
NG④ 子どもに本を選ばせない(親が全部決める)
これも多いです。
親が
「この本は勉強になりそう」
「これは語彙が難しいから良い」
と選びがちですが、
多読は 子どもが興味を持つ本を読む方が圧倒的に続きます。
子どもが好きなテーマなら、
- 集中力
- 継続力
- 理解スピード
がすべて上がるため、結果的に英検の長文にも強くなります。
NG⑤ 英書ではなく“英語教材っぽい本”ばかり読む
例えば
- 英検テキストの長文
- 問題集の解説文
- 教材的なリーディング本
など。
これは「多読」ではなく “精読の練習” です。
多読で必要なのは
物語・説明文・ニュース記事など “自然な英語”。
英検のために最も効果が出るのは、
ネイティブ向けに作られたシンプルな英語の本 です。
NG⑥ 音声なしの本だけを読ませる
音声がないと
- 英語のリズム
- 音→意味の結びつき
- 音読の効果
が出にくいため、
Raz-Kids や ORTのような“音声あり” の本を必ず混ぜるべきです。
とくに英検3級・準2級の子は
音声付きの多読が読解スピードの加速に直結します。
📌 NG行動を避けるだけで3倍の効果
多読は「大量に読む」だけでなく、
“正しい方向に大量に読む” が重要です。
NG行動を避けるだけで
効果が2倍〜3倍に跳ね上がります。
多読 × 英検は最強コンビ。小学生は“読む量”が9割を決める
小学生の英検対策で、
長文が読めずにつまずく最大の原因は「読書量の不足」 です。
問題集やアプリだけでは
“英語の文章を読む体力” は育ちません。
だからこそ、多読が強いのです。
多読は、英検で求められる
- 語彙力
- 速読力
- 背景知識
- 文構造の理解
- 読解スタミナ
これらすべてを まとめて伸ばす唯一の学習法 です。
さらに嬉しいのは、
多読は“自然に英語が好きになる習慣”をつくること。
英検の合格ラインを超えるだけでなく、
英語そのものが「日常の一部」になり、
その土台は中学・高校・大学受験まで残ります。
小学生は「正しいレベル」「正しい量」がカギ
多読は、難しいことをする必要はありません。
- 初級は絵本でOK
- 準2級からは説明文を増やす
- 2級は月1〜2万語
- 続けるだけで力になる
これが 最も効率的で、もっともストレスの少ない英検対策 です。
英検対策の9割は“読む量”で決まる
英検に合格する子は、特別に頭がいいわけではありません。
ただ、よく読んでいるだけ です。
読む量が増えれば
英語の理解スピード、語彙、背景知識、すべてが加速的に伸びるため、
英検の長文が“自然に”解けるようになります。
今日から始められる最初の一歩
- Raz-Kidsを1日1冊
- ORTを寝る前に1冊
- NG Kidsを週に1回読む
- News-O-Maticを朝に1記事
どれでもOKです。
英検対策で一番大事なのは、
「始めること」ではなく「続けること」。
小学生のうちは気負わず、
“英語の本が日常にある生活” を作るだけで、
英検の合格ラインに手が届くようになります。

