英検を受ける小学生の多くがつまずくポイントが「英文法」です。
単語は覚えられるけれど、文法になると一気に難しく感じてしまう。
問題文の意味はわかるのに、選択肢で迷ってしまう。
ルールを覚えてもテストで使えない。
実は、小学生が文法を苦手にする原因は、
「覚える内容が難しいから」ではなく、
「必要以上に難しい文法を覚えようとしているから」です。
英検3級〜2級までに必要な文法は、
全体のほんの一部で、しかも“中1レベル+少し”で十分です。
正しい順番で、必要な文法だけを練習すれば、
小学生でも文法パートが一気に安定します。
この記事では、
英検に必要な文法はどれか
小学生は何から勉強すべきか
3級・準2級・2級で重要な文法
間違えやすい文法だけをピックアップ
家庭でできる練習法
をわかりやすくまとめます。
小学生が英文法を苦手にする理由
小学生は、英文法を「暗記科目」として捉えてしまいます。
しかし文法は“丸暗記”ではなく“型を理解して当てはめる科目”です。
苦手になる理由は以下の通りです。
最初に難しい文法から学び始める
細かい用語にとらわれて本質を見失う
文法と意味が結びついていない
正しい文を作る練習をしていない
読む・書くより前に“文の型”が身についていない
つまり、文法の量が多いのではなく、
学び方の順番が合っていないのです。
英検に必要な文法は“実は少ない”
英検3級〜2級で最重要の文法は、次の5つです。
主語+動詞の語順
時制(現在・過去・未来)
助動詞(can / will / must / should)
to不定詞 / 動名詞
比較(bigger / more 〜)
この5つは、小学生でも理解でき、しかも頻出度が非常に高い文法です。
英文法は“網羅しない”ほうが伸びます。
必要な文法だけに絞って、繰り返すことがもっとも効率的です。
英検3級で確実に必要な文法
3級の文法は、ほぼ中1レベルで構成されています。
三単現(he likes / she plays)
過去形(went / saw / had)
未来(will / be going to)
前置詞(in / on / at)
助動詞(can / must)
命令文(Please〜)
疑問詞(what / where / why)
3級の文法は「意味で判断する」より「型で判断する」が正解になります。
特に三単現と時制の一致が得点の分かれ目です。
英検準2級で追加される文法
準2級で覚える文法は、3級の“応用版”です。
受け身(be + 過去分詞)
現在完了(have + 過去分詞)
比較(more / er / est)
不定詞の応用(to + 動詞の意味の幅)
分詞(ing / ed の形容詞)
関係代名詞 that
準2級で重要なのは、「文の主語と動詞を正しくつなぐこと」です。
難しい文法知識は必要ありません。
小学生は「受け身」が特に得点差が出やすいポイントです。
英検2級で必要になる文法
2級は抽象的な文章が増えるため、
次の文法が特に重要になります。
仮定法(If I were 〜)
分詞構文(Walking on the street, I saw〜)
関係代名詞(which / who / where)
長めの比較表現(far more / even more)
不定詞の応用(目的・結果・形容詞的用法)
とはいえ、2級も“難しい文法を完璧にする必要はない”という点が重要です。
2級は文法そのものより、文章の流れを理解する力のほうが求められます。
小学生が2級を受ける場合は、
主語と動詞を合わせる
時制をそろえる
長文での文構造を見抜く
この3つができれば合格圏に入れます。
小学生に最適な英文法の勉強法
英文法は「書いて覚える」より「声に出して覚える」ほうが効果的です。
声に出すと語順の感覚が身に付きます。
I play.
I played.
I will play.
このように、文型を“変形して言う練習”が非常に効果的です。
家庭では次の方法がおすすめです。
短文の変形(現在→過去→未来)
主語を入れ替える(I → Heにすると?)
動詞を変える練習
前置詞は絵で覚える
助動詞は短文で定着させる
難しい文を作る必要はありません。
短い文で型を繰り返すだけで文法力は伸びます。
小学生におすすめの教材
英検に必要な文法を身につけるには、
「短い英文で文型をつかむ教材」
「絵やイメージで理解できる教材」
「多読・フレーズを通して自然に文法が身につく教材」
の3種類を組み合わせるのが最も効果的です。
ここでは、小学生がストレスなく文法を理解できる教材だけを厳選しました。
瞬間英作文シリーズ(文法の型が自然に身につく)
短い英文を日本語→英語に変換する練習ができ、
語順感覚が身につくため、スピーキング・ライティングにも強くなります。
特に小学生に向いているのは次のレベルです。
どんどん話すための瞬間英作文 初級編
中学英語の基本文型が中心で、1文が非常に短く覚えやすい構成です。
中学英語を使った瞬間英作文トレーニング
中学1〜3年までの文法が網羅されますが、1文が短く難易度は高すぎません。
文字を書くより「声に出す」練習に強い効果があります。
ドラえもん はじめての英語辞典(前置詞・基本文法が視覚で理解できる)
小学生にとって前置詞は抽象的で覚えづらい分野ですが、
ドラえもん英語辞典はすべて絵で説明されているため、
in / on / under / between などが一瞬で理解できます。
英文法に必要な“語感”が育つ点で非常に優秀です。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく(文法の再入門)
視覚的なイラストと1つの文法につき1つの例文というシンプル構成で、
小学生でも負担なく「文法の意味」を理解できます。
文法の基礎理解には最適で、
瞬間英作文と組み合わせると効果が倍増します。
英検パス単ジュニア(3級・準2級の語彙強化と文法定着に最適)
文法だけでなく、英検頻出の例文が豊富に掲載されています。
単語と文法が例文で“セット”で覚えられるため、
文法の理解が実戦レベルで強化されます。
「単語帳なのに文法も強化される」という数少ない教材です。
Oxford Reading Tree(ORT)多読(文法が“自然に”身につく)
文法書ではありませんが、
多読は文法の定着に圧倒的な効果があります。
繰り返し出る文型
自然な語順
会話文
短い文の連続
これらは英文法の理解そのもので、
机上の文法学習が苦手な小学生でも、
“読むだけで文法が身につく”という副産物があります。
読書が得意な小学生には最も相性のよい文法学習です。
英語アプリ(ゲーム感覚で文法が身につくもののみ)
※アフィリエイトNGのものは除き、純粋に良質なものだけ
Duolingo
文法の基礎レベルの反復練習に向いています。
英文法をゲームのように反復できるため、
机に向かうのが苦手な小学生にも最適です。
えいぽんたん
英文法の例文が短く、小学生でも取り組みやすいのが特徴。
単語と文法が同時に伸びるため、英検3級・準2級との相性が良いです。
英検文法は“必要なところだけ”で合格できる
英検に必要な文法は思ったよりずっと少なく、
小学生でも十分理解できる内容ばかりです。
主語+動詞
時制
助動詞
to不定詞
比較
この5つを中心に勉強するだけで、
英検3級・準2級・2級まで合格レベルに到達できます。
英文法は「量の勉強」ではなく「型の理解」です。
正しい文型を短い文で繰り返すことで、
小学生でも確実に得点できるようになります。

