「フォニックスを学ばせたいけれど、どのアプリがいいのかわからない…」
そんな声を多くの保護者の方から聞きます。
フォニックスは、英語の「音」と「文字(つづり)」の関係を学ぶ方法。
これを身につけると、
- 初めて見る単語でも“読める”ようになる
- スペリング(つづり)が覚えやすくなる
- リスニングの聞き取りがラクになる
といったメリットがあり、子どもの英語力が大きく伸びていきます。
ただし、子どもの年齢によって“合うアプリ”は違います。
フォニックスは段階があり、幼児と小学生では進め方も変わるためです。
この記事では、2〜12歳の子ども向けに、フォニックスがしっかり学べるアプリを年齢別に厳選。
さらに、目的別の選び方や家庭でのサポート方法まで、やさしく丁寧にまとめました。
「フォニックスを学ばせたいけれど、どのアプリを選べばいいのか分からない…」
そんなお悩みを持つ保護者の方は、とても多いです。
フォニックスとは、英語の「音」と「文字(つづり)」の関係を学ぶためのルールのこと。これを身につけると、
- 初めて見る単語でも「読める」ようになる
- スペリング(つづり)が覚えやすくなる
- 耳で聞いた音と文字が結びつき、リスニングがラクになる
といったメリットがあり、子どもの英語学習の“土台”としてとても心強い存在です。
一方で、フォニックスは段階があり、幼児と小学生では合う教材・アプリが違うという難しさもあります。
そこでこの記事では、2〜12歳のお子さま向けに「フォニックスが学べる英語アプリ」を年齢別に厳選し、目的別の選び方や家庭でのサポートのコツまで、やさしく整理してご紹介します。
フォニックスとは?なぜ子どもに効果が高いのか
英語の「音」と「文字」をつなぐルール
フォニックスは、簡単に言うと「アルファベットが持っている音を学ぶ方法」です。
たとえば、
- a → /æ/(アとエの間のような音)
- c → /k/(カ行の音)
- sh → /ʃ/(シュの音)
というように、文字と音の組み合わせを一つひとつ学んでいきます。
このルールを知っていると、cat や ship のような単語を「丸暗記」ではなく、音のルールから読めるようになり、読み書きへのハードルがぐっと下がります。
日本の学校英語だけでは届きにくい部分を補ってくれる
日本の英語教育では、「単語のつづりを覚える」「カタカナ読みで何となく発音する」という形になりやすく、
- 綴りと発音の関係が分かりにくい
- 聞いた音が、そのまま文字としてイメージしにくい
という壁が生まれがちです。
フォニックスはここを補ってくれるので、早いうちに触れておくほど、その後の英語学習がラクになると言われています。
フォニックスアプリを選ぶときのポイント
① 音声の質が良いかどうか
フォニックスは「音」が命です。できるだけ、
- ネイティブに近い、クリアな発音
- 子どもにも聞き取りやすいスピード
のアプリを選んであげると、正しい音が自然と身につきます。
② 直感的に操作できるか
とくに幼児の場合、難しいメニューや長い説明は不要です。
- タップ・スワイプでサクサク進める
- キャラクターやイラストがわかりやすい
といった“見ただけで何をすればいいか分かる”設計のアプリだと、保護者の手助けが少なくても自分で進めやすくなります。
③ 段階的にステップアップできるか
フォニックスには、
- アルファベットの音
- 短い単語(cat、dog など)
- 子音+母音のパターン(CVCなど)
- sh、ch、th などの「2文字1音」の組み合わせ
といったように、いくつかのステップがあります。アプリの中にレベルやユニットが用意されているものを選ぶと、無理なくレベルアップしやすいです。
④ 子どもが「楽しい」と感じられる工夫があるか
どれだけ内容が良くても、子ども本人が「つまらない」と感じてしまえば続きません。
- ゲーム・クイズ・歌など、楽しさの要素がある
- 短い時間で達成感を得られる
- キャラクターや世界観が子どもの好みに合っている
こうしたポイントをチェックしながら、「この子なら楽しめそう」と感じるアプリを選んであげるのがおすすめです。
年齢別おすすめフォニックスアプリ
2〜5歳向け:音を楽しみながら、アルファベットに親しむ
この時期の特徴と進め方
2〜5歳は、まだ文字よりも「音・リズム・イメージ」が中心の時期です。
- アルファベットの「名前」より、「音」を楽しく聞くこと
- 歌やゲームの中で自然に繰り返すこと
- 1回5〜10分の短い時間で終えること
このあたりを意識しながら、「英語って楽しい」という感覚を育ててあげましょう。
ABCmouse(エービーシーマウス)
- アルファベットの音や簡単な単語を、ゲームや歌を通して学べる総合型アプリ
- フォニックスのユニットが用意されており、「文字と音のセット」で学びやすい構成です
- カラフルな世界観で、幼児でも飽きにくいのが特徴です
Khan Academy Kids(カーンアカデミー・キッズ)
- 動物キャラクターと一緒に、アルファベットの音・単語・お話などを学べるアプリ
- シンプルな操作で、英語のみの画面でも直感的に進められます
- 短いアクティビティが多く、「少しずつ毎日触れる」のに向いています
Lingokids(リンゴキッズ)
- 歌・アニメ・ミニゲームの中で、自然とフォニックスの音に触れられる幼児向けアプリ
- 「aの音はこうだよ」といった説明よりも、繰り返し聞いてマネする流れで定着します
- キャラクターがかわいく、英語に初めて触れる子にも取り入れやすいです
6〜8歳向け:読める単語を増やし、読み書きの土台をつくる
この時期の特徴と進め方
6〜8歳になると、ひらがな・カタカナの読み書きも安定し、英語でも「読んでみたい」「意味を知りたい」という好奇心が出てきます。
- フォニックスのルールを少しずつ理解しながら進める
- 短い単語を「自分で読めた」という体験を増やす
- 簡単な絵本・文章にも挑戦してみる
Starfall(スターフォール)
- フォニックスとリーディングに特化した子ども向け英語サイト・アプリ
- アルファベットの音から、短い単語、簡単な文章まで丁寧にステップアップできます
- 文字をタップすると音が出るなど、「音と文字の関係」が視覚的に分かるのが特徴です
Epic!(エピック)
- 英語絵本が豊富にそろった多読サービスですが、音声付きの本を選ぶことでフォニックスの補強になります
- 簡単なレベルの本から始めて、「音を聞きながら文字を追う」経験を積むことができます
- 子どもの興味に合った本(動物・科学・お話など)を選べるので、読みのモチベーション維持に役立ちます
Raz-Kids(ラズキッズ)
- レベル別リーダーが豊富にそろうオンライン読書サービス
- フォニックス用の本や、簡単な音のルールに沿った本も多く、読みのステップを踏みやすいです
- 読む前に音声を聞いたり、自分で音読を録音したりと、リスニングと読みの両方を鍛えられます
9〜12歳向け:発音・つづり・読解を本格的に伸ばす
この時期の特徴と進め方
9〜12歳になると、ルールを理解して応用する力が育ってきます。フォニックスも、
- 「なぜこう読むのか」を言葉で理解できる
- 例外や特別なパターンにも興味を持てる
といった段階に入っていきます。
Reading Eggs(リーディングエッグス)
- フォニックスをベースに、単語・文・短い文章まで段階的に読めるように設計されたリーディングアプリ
- ゲーム形式のレッスンで、音と文字のルールをくり返し練習できます
- 読解問題も用意されており、フォニックスから「読める力」につなげたい時期にぴったりです
Raz-Kids(ラズキッズ)中〜上級レベル
- レベルが上がると、フォニックスの基礎を活かして長めの文章を読む段階に入ります
- 「知らない単語でも、音のルールから読んでみる」練習に最適です
- 将来の英検や学校英語の読解につながる土台作りにもなります
ELSA Speak(エルサ・スピーク)
- AIが発音を細かく診断してくれるスピーキングアプリ
- フォニックスで学んだ音を、「実際の発音」としてブラッシュアップしたいときに役立ちます
- 自分の発音がどれくらい伝わるか、スコアで見えるのでモチベーションにもつながります
目的別のおすすめフォニックスアプリ
「どの年齢か」だけでなく、「何を一番伸ばしたいか」という視点からアプリを選ぶのもおすすめです。
アルファベットの音に楽しく触れたい
- ABCmouse: ゲーム感覚でアルファベットの音と単語に触れられる
- Khan Academy Kids: 動物キャラと一緒に、音と単語をバランス良く学べる
- Lingokids: 歌やアニメの中で自然に音を真似しやすい
「読める単語」を増やしたい
- Starfall: フォニックスに特化した構成で、段階的に単語が読めるようになる
- Reading Eggs: フォニックスと読解をつなぐカリキュラム
- Raz-Kids: フォニックス用絵本から文章読解までそろっている
発音・リスニングも一緒に伸ばしたい
- Epic!: 音声付き絵本で「聞きながら読む」経験を増やせる
- Raz-Kids: 朗読音声+自分の音読録音で、耳と口を同時に鍛えられる
- ELSA Speak: フォニックスで学んだ音をよりネイティブに近づけたいときに
フォニックスを学んでおくと、英語学習がラクになる理由
新しい単語に出会っても「読める」
フォニックスのルールを知っていると、知らない単語でも、
- 文字を見て、おおよその音が想像できる
- 音を聞いて、おおよその綴りがイメージできる
ようになります。これは、今後どれだけ単語数が増えても役立つ、一生もののスキルです。
スペリングへの苦手意識が減る
英語のテストや英検などでつまずきやすいポイントのひとつが「スペリング」です。フォニックスを知っていると、
- なんとなくではなく、音のルールから綴りを考えられる
- 覚える量自体が減る(丸暗記が減る)
ため、暗記の負担がぐっと軽くなります。
リスニング・読解の土台になる
音と文字が頭の中で結びついていると、
- 聞いた英語の「中身」がイメージしやすい
- 読むスピードが上がる
という効果があります。フォニックスは、まさに「聞く」「読む」を両方支える土台なのです。
フォニックス対応アプリの比較表
ここまで紹介したアプリを、一覧でまとめました。気になるアプリがあれば、年齢や目的に合わせて選んでみてください。
| アプリ名 | 対象年齢の目安 | フォニックスの主な役割 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ABCmouse | 2〜8歳 | アルファベットの音・簡単な単語 | 総合型カリキュラムの中にフォニックスユニットがあり、ゲーム感覚で学べる。 |
| Khan Academy Kids | 2〜6歳 | 基礎語彙・音への慣れ | 動物キャラと一緒に、音・単語・お話をバランス良く学べる。 |
| Lingokids | 3〜8歳 | 音と簡単な単語 | 歌やアニメの中で自然に音を真似できる。幼児の食いつきが良い。 |
| Starfall | 5〜9歳 | フォニックス基本ルール | フォニックスとリーディングに特化。ステップごとに音と文字を学べる。 |
| Epic! | 6〜12歳 | 音声付き多読 | 音声付き絵本で「聞きながら読む」経験を増やし、フォニックスの定着を助ける。 |
| Raz-Kids | 6〜12歳 | フォニックス絵本〜文章読解 | レベル別リーダーと朗読音声・クイズで、読みの力を段階的に伸ばせる。 |
| Reading Eggs | 6〜10歳 | フォニックス+読解 | フォニックスをベースに単語・文・読解まで進めるリーディングアプリ。 |
| ELSA Speak | 9〜12歳〜 | 音と発音のブラッシュアップ | AIが発音を評価し、フォニックスで学んだ音をよりネイティブに近づける練習ができる。 |
フォニックスをアプリで定着させるコツ
毎日「少しずつ」を続ける
フォニックスは、短い時間でも毎日触れることがとても大切です。
- 1日5分〜10分を目安にする
- できれば同じ時間帯に取り組む(寝る前・夕食後など)
忙しい日が続く場合は、「週に3日だけ」「休日にまとめて」など、無理のないペースを一緒に決めてあげると安心です。
同じ音を繰り返し聞いて、マネしてみる
フォニックスは、「聞く → マネする → 覚えていく」の繰り返しです。
- お気に入りの音や歌を何度もリピートしてOK
- 口を大きく動かしてマネすると、身体で覚えやすくなります
おうちの中でも「音遊び」を取り入れてみる
アプリだけで完結させず、おうちの会話の中に少しだけ取り入れてみるのもおすすめです。
- 「この単語、最初の音なにかな?」「cだから /k/ の音だね」
- 絵本を見ながら、知っている音の単語を探してみる
ゲームのように楽しみながらフォニックスを使うと、子どもの中で「実際に役立つルール」として定着していきます。
フォニックス対応アプリは、英語の“土台づくり”にぴったり
フォニックスは、英語の「音」と「文字」をつなぐ大切なルールです。これをアプリで楽しく学んでおくと、
- 新しい単語にも自信をもってチャレンジできる
- スペリングやリスニングへの苦手意識が減る
- その後の学校英語や英検学習がスムーズになる
といった、うれしい変化が期待できます。
今回ご紹介したアプリは、それぞれ対象年齢や得意分野が少しずつ違います。お子さまの年齢・性格・今のレベルに合わせて、「この子が楽しめそう」と思える1本から、ぜひ気軽に試してみてください。
保護者の方がそばで応援しながら、「英語って楽しいね」「読めるってうれしいね」という気持ちを一緒に育てていけたら、とても素敵だと思います。

