英検を受けさせたいけれど、単語帳や問題集ばかりでいいのか迷う保護者の方は多いです。
「多読が英語力にいい」と聞く一方で、
👉 試験対策にならないのでは?
👉 英検には遠回りでは?
と感じることもありますよね。
実は、多読は英検ととても相性がいい学習法です。
ただし、効果が出やすい級と出にくい級があります。
この記事では、
- 多読と英検の相性
- どの級から効果を感じやすいか
- 多読を英検につなげるコツ
を、分かりやすく解説します。
多読と英検は相性がいいって本当?
結論から言うと、多読と英検の相性はかなり良いです。
理由はシンプルで、英検が測っている力と、多読で育つ力が重なるからです。
多読が英語力に与える影響
多読で育つのは、
- 英語を英語のまま理解する力
- 読むスピード
- 文のかたまりで意味を取る力
- 自然な語彙力
です。
多読研究の第一人者であるPaul Nation 博士(ヴィクトリア大学)は、
「語彙習得には大量の理解可能インプットが不可欠」
と述べています。
つまり、理解できる英語をたくさん読むことで、語彙と読解力が自然に伸びるという考え方です。
英検で求められる力との共通点
英検のリーディングでは、
- 長文理解
- 文脈から意味を推測する力
- 読むスピード
が求められます。
これらはまさに、多読で育つ力です。
だからこそ、多読をしている子は長文問題に強い傾向があります。
多読は英検のどの級から役立つ?
結論としては、
👉 5級・4級=効果は間接的
👉 3級以降=効果を実感しやすい
です。
英検5級・4級への効果
5級・4級は、
- 単語知識
- 基本文法
- 短文理解
が中心です。
そのため、多読だけで直接点数が伸びるわけではありません。
ただし、
- 英語に慣れる
- 読むことへの抵抗をなくす
- 英語を楽しめるようになる
という土台づくりには非常に役立ちます。
英検3級で多読が効いてくる理由
3級からは長文問題が増えます。
ここで必要なのが、
- 文脈理解
- 内容把握
- スピード読解
です。
多読経験がある子は、
👉 一文ずつ訳さない
👉 流れで理解できる
ため、長文で有利になります。
準2級以上で差が出るポイント
準2級以上になると、
- 長文量が増える
- 内容が抽象的になる
- 推測力が必要になる
ため、多読経験の差がはっきり出ます。
多読をしている子は、「読むのが苦じゃない」状態になっていることが多いのです。
多読で伸びやすい英検スキル
リーディング力
多読はリーディング力を自然に伸ばします。
問題形式に慣れる前に、読む体力がつきます。
語彙力
単語帳で覚えた語彙は忘れやすいですが、多読で出会った語彙は記憶に残りやすいです。
文脈とセットで覚えるからです。
長文への耐性
英検上位級では、👉 長文を読む集中力が合否を分けます。
多読習慣のある子は、ここが強いです。
多読だけで英検に合格できる?
多読だけでは不十分です。
多読の得意分野
多読は、
- 読解力
- 語彙定着
- 英語への慣れ
に強いです。
補強すべきポイント
一方で、
- 文法問題
- ライティング形式
- 面接対策
は別途対策が必要です。
つまり、多読+試験対策がベストバランスです。
英検対策に多読を取り入れるコツ
効果的な本のレベル
多読は、8〜9割理解できるレベルが最適です。
難しすぎる本は逆効果です。
家庭での進め方
- 毎日5〜10分でもOK
- テストしない
- 楽しさ優先
これだけで十分です。
英検に強い子の共通点
英検で伸びる子は、
- 読むことに抵抗がない
- 英語をかたまりで理解できる
- 長文を怖がらない
という特徴があります。
これらは、多読で育つ力です。
英検対策を考えるなら、多読は「遠回り」ではなく、土台づくりの近道です。
焦らなくて大丈夫です。
読む力は、あとから大きな差になります。

