英検3級は、小学生にとって大きな挑戦です。
筆記とリスニングだけだった4級までと違い、
3級から “面接(スピーキング)” が追加されます。
また、文章量も増え、
語彙・文法は中学英語のほぼすべてが範囲に含まれるため、
はじめて「本格的に勉強が必要になる級」です。
その一方で、
小学生でも十分に合格できる のが英検3級の魅力です。
理由は、
- 長文がまだ“身近な話題”である
- リスニングははっきりした音声で聞き取りやすい
- 面接は“決まったパターン”だけ覚えればOK
など、子どもに優しい構成になっているからです。
実際、最近は
- 英語幼稚園出身
- 帰国子女
- 小3〜小5から英会話を始めた子
などが小学生のうちに英検3級に合格するケースが増えています。
この記事では、
“小学生が英検3級に合格するために絶対に知っておきたいポイント” を
筆記・リスニング・面接の3つに分けて徹底的にわかりやすく解説します。
英検3級はどんな試験?小学生にとっての位置づけ
英検3級は「中学卒業レベル」とされていますが、
実際には 小学生でも十分に合格可能な級 です。
ただし、4級までとは明確に“性質が違う”ので、
まずはその違いを理解しておくことがとても重要です。
- 英検3級は「筆記+リスニング+面接」の3部構成
- 文章量が一気に増える(4級⇄3級の最大の違い)
- 語彙数は約1,250語(ただし全部は不要)
- 文法は「中学英語の総まとめ」レベル
- 小学生でも3級に合格できる理由
- 英検3級は“小学生にとってのターニングポイント”
- ① 文章量が一気に増える(最大の違い)
- ② 語彙数は約1,250語(全部覚える必要なし)
- ③ 文法は“中学英語すべて”が範囲(でも合格には全て不要)
- ④ 面接がある(3級からの最大の壁)
- 総まとめ:英検3級は確かに難しくなるが“小学生でも合格できる”級
- 小1〜小3なら基本はまだ早い(例外的に受ける子は合格可能)
- 小4は、かなり英語が得意な子なら挑戦可能
- 小5は挑戦しやすくなる(得意な子はここで狙える)
- 小6が、もっとも現実的で合格しやすいタイミング
- 英語幼稚園・インター出身・帰国子女の場合
- 最適なタイミングはこの3つ
- 小学生が押さえるべき語彙は約300語でOK
- 中学生でもつまずく「動詞のイメージ」は最優先
- 文法は「最低限これだけ」で合格ラインに届く
- 結論:小学生が覚えるべき文法は“これだけで十分”
- ① 長文は「段落要約」で“主張”が取れれば十分
- ② 語彙は“テストで出る語彙だけ”に絞るのが最短ルート
- ③ 文法は「形だけ」でOK。深い理解は不要
- ④ リスニングは「要点(キーワード)を拾う」だけで7割取れる
- ⑤ 面接は“パターン暗記”が最強。練習すれば誰でも受かる
- 英検3級の全部を攻略する必要はない
- ① 現在完了が理解できない(最重要ポイント)
- ② 長文で“主張”が取れず途中で迷子になる
- ③ 語彙が覚えられない(特に動詞の意味)
- ④ 意見を言うのが苦手(面接でほぼ全員つまずく)
- ⑤ リスニングで“場面”を捉えられない
- ⑥ 面接で固まってしまう(最初の一言が出ない)
- つまずきは“努力不足”ではなく“対策不足”
- 3級に合格すると、英語が「得意科目」へ変わる
- 3級は「英語のセンス」を育てるタイミングでもある
- 3級の面接は“英語が使える”体験になる
- 3級はゴールであり、次のステップへのスタートでもある
- 最後に、、、英検3級は「英語の未来」を決める分岐点
英検3級は「筆記+リスニング+面接」の3部構成
3級の大きな特徴は、
スピーキング試験(面接)が必須 になること。
構成は以下の3つです。
- 一次試験(筆記・リスニング)
- 二次試験(面接)
4級までは紙だけの試験でしたが、
3級からは
「読む・聞く」に加えて「話す」力も問われる級
にステップアップします。
文章量が一気に増える(4級⇄3級の最大の違い)
英検3級でまず感じるのが“文章の長さ”。
- 会話文が長くなる
- 長文が3〜4題に増える
- 設問の日本語も長くなる
- 手紙文・説明文など、文章のタイプが増える
内容はまだ難しくありませんが、
小学生は文章量の多さに圧倒されやすい のがポイントです。
語彙数は約1,250語(ただし全部は不要)
3級レベルの語彙は約1,250語ですが、
小学生が覚えるべきなのはそのうち 300語程度 で十分です。
なぜなら
長文も面接も“頻出語彙”だけで解ける仕組み
になっているからです。
語彙が増えるとはいえ、
難解な単語はほとんど登場しません。
文法は「中学英語の総まとめ」レベル
範囲は広いですが、その多くが
“中1〜中2前半で習う基礎文法” です。
特に出るのはこのあたり:
- 現在完了(have + 過去分詞)
- 受動態(be + 過去分詞)
- 間接疑問
- 不定詞の応用
- 動名詞
- 比較
- to不定詞の意味の広がり
難しく聞こえるものもありますが、
小学生は“感覚で覚える”だけで十分対応できます。
文法の深い理解は中学で自然にできるので、
3級では“読める・聞ける・話せる”レベルを目指せばOKです。
小学生でも3級に合格できる理由
理由① 内容が子どもにとって身近
→ 学校・家庭・趣味・友達・予定など、理解しやすいテーマばかり。
理由② リスニングがまだゆっくりで優しい
→ 高校受験レベルのスピードではない。
理由③ 面接は“パターン暗記”で対応できる
→ ほぼ同じ形式で出題される。
理由④ 合格ラインは6割でOK
→ 全問できなくてもよい。
理由⑤ 長文も“段落ごとに意味が取れれば”読める
→ 子どもの感覚と相性が良い。
英検3級は“小学生にとってのターニングポイント”
4級までは基礎力作りの段階ですが、
3級からは
「英語を使って考える力」
が問われます。
とはいえ、
決して難しすぎる試験ではありません。
むしろ、
- 中学英語の先取り
- 英語に自信をつける
- 将来の準備
といった点で 最も価値の高い級 です。
小学生にとって、
英語の“本格的な力”をつける最初のステップ に当たります。
英検3級の難易度【文章量と面接でレベルが一段階上がる】
英検3級は4級までとは明らかにレベルが変わります。
ただし、難易度が上がるのは“分野”が原因であって、
内容そのものが飛び抜けて難しくなるわけではありません。
小学生が3級で苦戦しやすいポイントは次の4つです。
- 文章量が増える
- 語彙が増える
- 文法が広がる
- 面接がある
順番に詳しく見ていきます。
① 文章量が一気に増える(最大の違い)
英検3級を「急に難しい」と感じる理由の9割は、
文章量が増えること です。
- 長文が3〜4題
- 会話文が長くなる
- 手紙文・説明文・案内文が出る
- 問題文の日本語もやや複雑になる
内容自体は難しくありませんが、
小学生は「読む体力」がまだ育っていないため
途中で集中力が切れてしまうケースが多いです。
● 小学生向けの対策
長文は “段落ごとに意味をとる” 読み方が最強です。
- 段落1:だれが・どこで
- 段落2:何が起きた
- 段落3:その結果
この3つが分かれば、6割以上は解けます。
全部読もうとすると挫折しやすいので、
ざっくり意味をとる読み方 に慣れることが重要です。
② 語彙数は約1,250語(全部覚える必要なし)
英検3級で求められる語彙は約1,250語。
数字だけ見ると多く見えますが、
小学生はこのうち約300語を押さえれば十分合格できます。
理由は、
- よく出る語彙は限られる
- 手紙文・説明文は“基本語彙”で書かれる
- リスニングも簡単な語彙が中心
だからです。
● 代表的に出る語彙(小学生向け)
- culture(文化)
- history(歴史)
- experience(経験)
- future(未来)
- plan(予定)
- message(メッセージ)
- move(引っ越す / 感動する など)
内容は、
「趣味・学校・予定・経験」など、
小学生にも身近なテーマばかりです。
③ 文法は“中学英語すべて”が範囲(でも合格には全て不要)
英検3級は文法の範囲が広く、
一見難しそうに見えますが、
小学生が勉強すべき範囲はもっと狭いです。
代表的に出る文法は↓
- 現在完了(have + 過去分詞)
- 受動態(be + 過去分詞)
- 間接疑問(I don’t know what…)
- 不定詞の応用(to + 動詞の色々な意味)
- 動名詞(〜ing)
- 比較級・最上級
- 未来形
- 関係代名詞のごく基礎(that 程度)
● 小学生向けのポイント
3級の文法は、
深い理解より“パターン記憶”で十分対応できます。
例:
- have been to ~(経験)
- be made of ~(材質)
- I don’t know what to do.(間接疑問)
大人向けの文法書で理解する必要はありません。
使う形だけ覚えればOK というのが3級の特徴です。
④ 面接がある(3級からの最大の壁)
筆記とリスニングだけだった4級までと違い、
3級は 面接(スピーキング) が必須です。
とはいえ、面接は
たった5分
+
質問は毎回ほとんど同じ
という、
実は 非常に点が取りやすい試験 です。
● 小学生が面接で苦戦する理由
- 初めての形式に緊張する
- 英語での質問に慣れていない
- 質問の意図が理解できない
- “意見を言う”ことに抵抗がある
- そもそも恥ずかしがり屋で話せない
しかし逆に言えば、
パターン練習さえすれば誰でも得点できる のが面接です。
総まとめ:英検3級は確かに難しくなるが“小学生でも合格できる”級
- 読む量が増える
- 文法は中学範囲
- 語彙は1,250語
- 面接がある
この4つを見ると難しく感じますが、
英検3級の本質はこうです👇
● 難しい知識はほとんど不要
● 長文は“大意読み”で十分
● 面接は決まりきった質問だけ
● 合格に必要なのは6割だけ
つまり、
「勉強すべきポイント」をしぼれば、小学生でも確実に合格できる級
ということです。
英検3級を受けるおすすめ時期(学年別)
英検3級は「中学卒業レベル」とされていますが、
小学生でも十分に合格できます。
ただし、“どの学年で受けるか” によって合格率は大きく変わります。
小学生の発達段階・読解力・英語経験をふまえ、
現実的に合格しやすいタイミング を学年ごとにまとめました。
小1〜小3なら基本はまだ早い(例外的に受ける子は合格可能)
結論:
英語経験が長い子 or 帰国子女レベルでない限り、3級は早い。
理由
- 読解力が安定していない
- 長文の“主張”が読み取れない
- 面接での「意見」が難しい
- 集中力が続かない
ただし、
- 英語幼稚園・プリスクール出身
- 帰国子女(帰国後1〜2年以内)
- 英語の本をよく読む
といった子は小3でも十分合格できます。
小4は、かなり英語が得意な子なら挑戦可能
小4は「読解力が伸びる時期」なので、
英語歴がある子なら3級に挑戦できます。
向いているタイプ
- 小2〜3で4級に合格している
- 英語の文章を読むことに抵抗がない
- 英語の物語や動画が好き
- 恥ずかしがらずに話せる
ただし、
- 長文が急に難しくなる
- 面接で意見を言う必要がある
という点ではまだ負担が大きい学年です。
小5は挑戦しやすくなる(得意な子はここで狙える)
小5になると
- 読解力
- 集中力
- 文法理解
が大きく伸びるため、
小学生の中では「挑戦しやすい時期」 に入ります。
小5で3級に挑戦する子は
- 4級に余裕で合格した
- 英語が好きで自ら読む習慣がある
- 英会話経験がある
といった傾向があります。
面接も
「テンプレ回答を覚える→繰り返し練習」
で対応できるようになってきます。
小6が、もっとも現実的で合格しやすいタイミング
結論:
小学生の3級受験は小6が最も合格しやすい。
理由
- 読解力が圧倒的に安定
- 長文も“主張”が取れるようになる
- 質問の意図を読み取れる
- 文法の理解が深まる
- 面接での受け答えが自然になる
小6で3級を取っておくと
- 中学で圧倒的に英語が楽になる
- 高校受験にも有利
- 英語への自信が強くなる
というメリットが大きいです。
英語幼稚園・インター出身・帰国子女の場合
英語力が高い子は、
小4〜小5で十分に合格可能 です。
ただし注意点があります。
英語幼稚園やインターの子は会話力が高いですが、
- 文法の知識が抜けている
- 読解量が少ない
- 意見を言うことが苦手
というケースが多いです。
そのため
面接は得意でも、長文で落ちる
という傾向があります。
逆に帰国子女は
最初は強いが、帰国後1〜2年で英語力が落ちるため
できるだけ早めの受験がおすすめ です。
最適なタイミングはこの3つ
- 小4:かなり英語が得意な子の挑戦レベル
- 小5:英語が好きで継続している子なら合格可能
- 小6:もっとも安全・もっとも合格しやすい時期
英語力を伸ばす上でも
“3級を小学生のうちに取る”ことには大きな価値があります。
英検3級に必要な語彙・文法(小学生向けに“最低限”に絞る)
英検3級の語彙数は約1,250語、文法は中学英語のほぼ全範囲です。
これは一見「小学生には無理では…?」と思える量ですが、
実際に 小学生が覚えるべきなのは“最低限のポイントだけ” です。
本当に必要な語彙・文法を“ムダなく”まとめると、
小学生でも合格に必要な6割を十分に取ることができます。
小学生が押さえるべき語彙は約300語でOK
1,250語すべてを覚える必要はありません。
特に長文・リスニングでよく出る“基本語彙”だけで合格点に届きます。
● 押さえるべき語彙テーマ
- 学校:classroom, subject, club, science, music
- 家・家族:parent, cousin, move, message
- 日常生活:plan, visit, experience, future, history
- 趣味:play, practice, join, try
- 旅行・イベント:trip, picnic, festival, stay
このあたりは3級では頻出テーマのため、
文章に“絶対と言っていいほど”登場します。
中学生でもつまずく「動詞のイメージ」は最優先
小学生は“動詞のコアイメージ”を掴むと長文が急に読めるようになります。
例:
- move → 引っ越す / 動かす / 感動させる
- miss → 逃す / 寂しく思う
- keep → 保つ / 続ける
小学生向けの語彙対策としては
「1語1訳」ではなく、
“よく使う意味だけ3つ以内で覚える”
のがベスト。
文法は「最低限これだけ」で合格ラインに届く
中学3年分すべてを理解する必要はありません。
むしろ “よく出る形だけ” を覚えるほうが効率的です。
● 必須①:現在完了(have + 過去分詞)
最重要。小学生でつまずく No.1。
けれど覚えるのは 3パターンだけでOK。
- 経験:I have been to ~.
- 継続:I have lived in Tokyo for 3 years.
- 完了:I have just finished my homework.
説明ではなく、
パターンで丸ごと覚えるのが小学生には最適。
● 必須②:受動態(be + 過去分詞)
3級の長文に多く登場。
でも覚えるべきは be made of ~ の1つだけでも合格にかなり近づく。
例:
- Paper is made of wood.
- The room is used for meetings.
● 必須③:不定詞(to + 動詞)
3級では“意味の広がり”がポイント。
覚えるのはこの3つだけ。
- 目的:I went to the library to study.
- 感情:I’m happy to see you.
- 依頼:Tell me what to do.
● 必須④:比較級・最上級
長文・会話文でよく出る。
- taller than
- the biggest
- more interesting
比較の本質は
「AとBの差」だけ読めればOK。
● 必須⑤:間接疑問
小学生はここでつまずく。
でも、形はシンプルで
“疑問詞 + 文章” の並びに慣れれば解けます。
例:
- I don’t know where he lives.
- Please tell me what to do.
● 必須⑥:未来形(be going to / will)
3級は「予定の話」が頻出。
長文でも対話でも、
人物の “これからどうするか” を読み取る問題が出ます。
- I’m going to meet my friend.
- I will help you.
結論:小学生が覚えるべき文法は“これだけで十分”
- 現在完了(3パターン)
- 受動態(be made of を中心に)
- 不定詞(3パターン)
- 比較級
- 間接疑問
- 未来形
この“超・重要文法”さえおさえれば、
英検3級の文章は 大意が読み取れるレベル に達します。
実際に、小学生で3級に合格する子は、
文法を完璧に理解しているわけではありません。
合格のカギは
「よく出る形だけ覚える」こと
なのです。
英検3級の勉強法(小学生向け)
英検3級は範囲が広く“どこから手を付ければいいか分からない”という声が非常に多い級です。
しかし、小学生が合格するために必要なのは、実は 限られた範囲の攻略だけ です。
ここでは、
小学生でも確実に点が取れる方法だけ をまとめています。
① 長文は「段落要約」で“主張”が取れれば十分
3級の長文は、文章量こそ多いものの、内容はまだ非常に簡単です。
テーマも “趣味・学校・活動・家族・経験” といった小学生に馴染みやすい話ばかり。
ただし、小学生は
文章を一気に読むと集中力が切れる
という最大の弱点があります。
そこで最も効果的なのが
段落ごとに「何の話か」を一言でつかむ読み方。
例:
- 段落1:誰が・どこで・何をしている話?
- 段落2:問題や出来事は?
- 段落3:その結果どうなった?
これをやるだけで、
文章の“主張”がつかめるようになり、選択肢で迷わなくなります。
長文は「深く読む」より「ざっくり読む」ほうが確実に点が取れます。
② 語彙は“テストで出る語彙だけ”に絞るのが最短ルート
小学生は語彙暗記を最も嫌います。
しかし、英検3級の語彙対策は
とにかく出る単語だけ覚える
これだけでOKです。
おすすめの覚え方は、
● 覚える→言う→使う の3ステップ
- 単語を読む
- 意味を確認
- 短い文で言う(ここが最重要)
例:
- experience → I had a good experience.
- plan → I have a plan for Sunday.
- future → I want to study English in the future.
“声に出す”ことで記憶の定着度が倍になります。
③ 文法は「形だけ」でOK。深い理解は不要
中学英語の範囲と言っても、小学生に全てを理解させるのは現実的ではありません。
合格だけを考えるなら、
出る形(パターン)だけ覚える戦略が最も効率的 です。
例:
- 現在完了(経験) → I have been to ~.
- 受動態 → is made of / is used for
- 間接疑問 → I don’t know what to do.
- 比較 → bigger than / more ~
これらの“型”を覚えておけば、
長文に出てきても内容が読めるようになります。
文法の深い説明は、中学で自然に理解できるので問題ありません。
④ リスニングは「要点(キーワード)を拾う」だけで7割取れる
英検3級のリスニングは、
音声がまだはっきりしていて、スピードもそこまで速くありません。
そのため、
全部聞き取る必要はなく、キーワードだけ拾えば正解に近づきます。
たとえば
- time(時間)
- place(場所)
- plan(予定)
- reason(理由)
- what / why / where
こうした“要点を示す単語”を聞き取るだけで
会話の流れが理解できます。
また、小学生は
「場面を想像する」だけで正答率が上がる
という特徴があります。
例:
store → 買い物の話
Sunday → 予定の話
brother → 家族の話
club → 学校の活動の話
質問前のアナウンスから「どんな場面?」を予想させる習慣が大切です。
⑤ 面接は“パターン暗記”が最強。練習すれば誰でも受かる
3級最大の壁が 面接(スピーキング) ですが、
実は 最も点が取りやすいパート です。
なぜなら、質問は
どれもほぼ決まったパターン
だからです。
面接対策のポイントは次の3つ。
● 1)文章を読む:ゆっくりでOK
発音より“意味が伝わること”が重視されます。
● 2)イラストの説明:1文で良い
This boy is playing soccer.
など、一文で問題なし。
● 3)質問回答:テンプレ回答で十分
Do you like music?
Yes, I do. I listen to music every day.
理由を聞かれたら
Because it’s fun.
これだけで通ります。
小学生は緊張しやすいため、
「テンプレを繰り返す」練習が最も効果的 です。
英検3級の全部を攻略する必要はない
小学生は、英検3級の“全部”を攻略する必要はありません。
必要なのは、次の最短戦略です。
- 長文 → 主張が取れればOK
- 語彙 → 出る300語だけ
- 文法 → パターン暗記で十分
- リスニング → キーワードを拾う
- 面接 → テンプレ回答で問題なし
この戦略で進めれば、
小学生でも無理なく6割以上を取り、3級に合格できます。
小学生がつまずくポイントと対策
英検3級は「小学生でも合格できる級」ですが、
実際に子どもたちがつまずきやすい“典型的なポイント”が存在します。
これらは努力不足ではなく、
小学生の発達段階による自然なつまずき です。
だからこそ「避ける方法」「補強する方法」を知っておくと合格が一気に近づきます。
① 現在完了が理解できない(最重要ポイント)
小学生が最も混乱する文法です。
理由
- 日本語に同じ表現がない
- “経験・継続・完了” の区別が難しい
- have を「持っている」の have と混同する
しかし、現在完了は 3つのパターンだけ覚えれば十分 です。
● 対策:3つの型だけ暗記する
- 経験:I have been to Tokyo.
- 継続:I have lived here for 3 years.
- 完了:I have just finished it.
形で覚えて、長文に出てきたら
「これはいつの話?」
と子どもに聞くだけで理解が定着します。
② 長文で“主張”が取れず途中で迷子になる
3級の長文はストーリーより
説明文(お知らせ・手紙・案内)が増える
ため、主張をつかみにくくなります。
例:
- ボランティア活動の案内
- 学校のイベント
- 手紙文(予定・感謝)
- クラブ活動の説明
小学生が苦手なのは
「文章の主張・目的を取ること」です。
● 対策:段落ごとに“一言要約”
- 段落1:何の話?
- 段落2:何が起きた?
- 段落3:どうなった?
これだけで“主張”がつかめ、
設問の選択肢にも迷わなくなります。
③ 語彙が覚えられない(特に動詞の意味)
英検3級の語彙で最もつまずきやすいのは
動詞 です。
例:
- miss
- keep
- move
- join
- practice
など、意味が複数ある語が増えるため混乱します。
● 対策:動詞は「イメージと一緒に覚える」
- move → 変化・動く → 引っ越す
- miss → 逃す → 会えなくて寂しい
- keep → 維持する → 続ける
“1語1訳” で覚えるのは逆効果。
小学生はイラストや例文の方が定着します。
④ 意見を言うのが苦手(面接でほぼ全員つまずく)
面接では
Do you think ~ ?(あなたはどう思う?)
という質問が必ず出ます。
しかし、小学生の多くは
- “意見”という概念に慣れていない
- 理由がうまく言えない
- 恥ずかしがって声が小さくなる
という理由でつまずきます。
● 対策:意見は“2つの型”に固定する
Yes, I do. Because it’s fun.
No, I don’t. Because I’m busy.
「理由」は1語でOKです。
fun / easy / difficult / important / interesting
この5つだけ覚えれば全て対応できます。
⑤ リスニングで“場面”を捉えられない
単語は聞こえているのに意味がつながらない。
これは多くの小学生に共通する悩みです。
原因は
状況を想像して聞く習慣がない こと。
● 対策:最初の3秒“キーワード探し”
store → 買い物
Sunday → 予定
brother → 家族
club → 学校
こうしたキーワードを拾って
「あ、これは○○の話だな」
と予想するだけで、正答率が一気に上がります。
⑥ 面接で固まってしまう(最初の一言が出ない)
小学生は内容の理解より
“緊張で固まる”
のが圧倒的に多いです。
特に、恥ずかしがりやの子は
- 音読の声が小さい
- イラストの説明で沈黙
- Yes/No 質問ですら詰まる
というパターンになります。
● 対策:最初の一言だけ“自動で出る”ようにする
練習はこの3つに絞る。
- 読むパート → “I’ll start.” と言ってから読む
- イラスト説明 → “This is a picture of ○○.”
- 質問 → “Yes, I do.” の型を条件反射で言う
最初の一言が出れば、
その後は自然に話せるようになります。
つまずきは“努力不足”ではなく“対策不足”
英検3級で子どもがつまずくポイントの多くは
“年齢的にまだ難しいスキル”
に関係しています。
しかし、
- 読み方
- 聞き方
- 覚え方
- 話し方
これらを 小学生仕様に最適化 すれば、
どの子でも6割以上は狙えるレベルに達します。
英検3級は“中学英語のゴール”になる級(まとめ)
英検3級は、小学生にとって決して簡単な級ではありません。
文章量が増え、文法も広がり、面接という初めての経験も必要です。
しかし、それでもなお
小学生が挑戦する価値が最も高い級
と言い切れます。
なぜなら、英検3級は
“中学英語のゴール地点”であり、
ここまで到達できれば英語の基礎力が完成するから です。
3級に合格すると、英語が「得意科目」へ変わる
英語は一度“得意科目”の状態をつくると、
その後もスムーズに伸び続けます。
3級に合格すると——
- 中学英語は“復習”になる
- 新しい文法の理解が早い
- 英語の文章に抵抗がなくなる
- 英語が自信につながる
- 学校のテストで高得点が安定する
小学生のうちに3級を取っておくと、
中学のスタートから大きなアドバンテージを持つことができます。
3級は「英語のセンス」を育てるタイミングでもある
3級で扱う長文や会話文は、
- 人の気持ち
- 経験
- 予定
- 目的
など、“英語で考える力”を必要とする内容が増えます。
これは、英語をただ習うだけでは身につかない
英語のセンス(言語感覚)
を育てる絶好の時期です。
小学生の柔らかい思考は、
この「英語で考える力」を自然に吸収する力を持っています。
3級の面接は“英語が使える”体験になる
英語を勉強していても、
“英語がリアルに使えた”という感覚はなかなか得られません。
しかし、英検3級の面接は
英語が通じる体験そのもの。
- 自分の意見を言う
- 相手の質問に答える
- 自分の声で英語を伝える
この経験は、
子どもの自信を根本から変える力を持っています。
3級はゴールであり、次のステップへのスタートでもある
英検3級に合格すると、
- 準2級
- 2級
すら現実的な目標になります。
特に小学生の場合、
3級を突破できた子はその後の伸びが圧倒的に速いです。
理由はシンプルで、
“英語が好き”という気持ちを失わずに成長できるから。
勉強ではなく、
「もっと知りたい」「もっと話したい」
という気持ちが次のステップを自然に引っ張ります。
最後に、、、英検3級は「英語の未来」を決める分岐点
3級に挑戦することは、
単なる資格の取得ではありません。
- 英語を怖がらない子に育つ
- 中学・高校の英語の土台が完成する
- 将来の進路の幅が広がる
- 自分に自信が持てる
- 英語が“武器”になる
英語は、一生もののスキルです。
そのスタート地点として、英検3級ほど価値のある級はありません。
小学生の今だからこそ、
英語を「好き」のまま伸ばすチャンスがあります。
ぜひ、お子さんと一緒に
英語の新しい扉を開いてみてください。

