英検準2級の難易度と対策|小学生は受かる?長文・リスニング・面接を徹底解説

英検準2級の難易度と対策 英検

英検準2級は、小学生が受ける英検の中でも最初の“本格的な壁”と言われる級 です。

英語が得意な子でも

  • 語彙の量
  • 長文の難易度
  • リスニングのスピード
  • 面接での深い質問
    など、これまでにないレベルと向き合うことになります。

特に長文は
説明文・意見文・論理的な文章 が中心になり、小学生がもっとも苦手とする “抽象的な内容” が増えます。

しかし、その一方で
小学生でも準2級に合格するケースは確実に増えています。

それは

  • 英語幼稚園・インター出身
  • 帰国子女(帰国後1〜3年以内)
  • 英語学習を継続している小5・小6
    といった、英語の基礎がある子たちが
    正しい対策を行うことで突破しているからです。

準2級は、決して「無理な級」ではありません。

むしろ、
“英語の本質的な力”が身につく級 と言えます。

  • 読解力(要旨をつかむ力)
  • 意見を言う力
  • 英語で考える力
  • 文章量に慣れる力
  • 論理的に説明する力

これらは、今後の英語学習において
最も大切なスキルです。

この記事では、
小学生が準2級に合格するために必要なポイントだけ を長文・語彙・文法・リスニング・面接の5分野にわけて、分かりやすく丁寧にまとめていきます。

英検準2級はどんな試験?小学生にとっての位置づけ

英検準2級は「高校中級レベル」とされていますが、
実際には 中学英語をしっかり理解していれば十分に合格できる級 です。
ただし、3級までとは明らかに試験の“性質”が異なります。

準2級では、
“英語を読む・聞く・話す力” に加えて
論理的に理解する力自分の考えを説明する力
が求められます。

だからこそ、小学生にとっては
最初の大きな壁
となる級ですが、それと同時に
英語力が大きく伸びる分岐点
にもなる試験です。

  1. 英検準2級は「一次(筆記+リスニング)+二次(面接)」の2段構え
    1. ● 筆記の特徴
    2. ● リスニングの特徴
    3. ● 面接の特徴
  2. 英検3級との決定的な違い
    1. ① 文章の抽象度
    2. ② 文章量
    3. ③ 面接で“より深い意見”が求められる
  3. 小学生でも準2級に合格できるのか?
    1. ● 合格しやすい子
    2. ● 難しくなりやすい子
  4. 準2級は「小学生の英語力の完成」に直結する級
  5. ① 語彙数:4,000語(小学生は負担が大きい)
  6. ② 長文が説明文中心になる(準2級最大の難所)
  7. ③ リスニングのスピードと語彙が上がる
  8. ④ 面接で“深掘り質問”が追加される
  9. 準2級は確かに難易度が跳ね上がるが、“戦い方を変えれば”受かる級
  10. 小1〜小3:基本的には難しい(例外のみ合格可能)
    1. ● 小1〜3で合格するタイプ
  11. 小4は英語がかなり得意な子なら受かるレベル
    1. ● 小4で受かるタイプ
  12. 小5は準2級合格の“現実的なライン”
    1. ● 小5で準2級が現実的になる理由
  13. 小6は小学生で準2級を取る“最も合格しやすい学年”
  14. 英語幼稚園・インター出身・帰国子女は別ルート
    1. ● 英語幼稚園・インターの子
    2. ● 帰国子女(帰国後1〜3年以内)
  15. 結論としては小学生の“現実的な合格ライン”
  16. 小学生が覚えるべき語彙は「800語」で十分(4,000語は幻想)
    1. ● 特に出る語彙ジャンル
  17. 動詞は“意味の広がり”を理解することが鍵
  18. 文法は“全部は不要”。準2級で問われるのは主に5つだけ
    1. 1. 関係代名詞(which / who / that)
    2. 2. 分詞(〜している/〜された)
    3. 3. 現在完了進行形(have been ~ing)
    4. 4. 受動態のバリエーション
    5. 5. 仮定法の基礎(If I had time, … 程度)
  19. 小学生でも“文法を深く理解する必要はない”
  20. 語彙と文法は“必要最小限”でOK
  21. 長文は説明文を“段落の役割”で読む(最重要)
    1. ● 準2級の長文に必要なのは
    2. ● 小学生の勉強法
  22. 語彙は頻出語を“品詞別”に覚える(名詞→動詞→形容詞)
    1. ● 推奨:品詞ごとにまとめて覚える
    2. ● 小学生の語彙学習の鉄則
  23. 文法は5大ポイントだけ覚えればOK(深い理解は不要)
    1. ● 文法の勉強法
  24. リスニングは“場面”を先に予測すると正答率が上がる
    1. ● 小学生向けの効果的な聞き方
  25. 面接はテンプレで“意見→理由→補足”を自動化させる
    1. ● 最強テンプレ(小学生向け)
    2. ● 面接対策のポイント
  26. 準2級は“やり方”を変えれば小学生でも合格できる
  27. 長文で主張(メインアイデア)が取れない
    1. ● 対策:段落ごとに“一言ラベル”をつける
  28. 語彙が多すぎて覚えられない(特に抽象語)
    1. ● 対策:抽象語は“具体例”で覚える
  29. 文法が多すぎて混乱する(関係代名詞・分詞)
    1. ● 対策:文法は“長文に出た時に”だけ覚える
  30. リスニングが速すぎて聞き取れない
    1. ● 対策:最初の5秒で“場面”を特定する
  31. 面接の“追加質問”で固まる(最重要)
    1. ● 対策:3つの型を丸暗記
  32. 集中力の問題(一次試験が長い)
    1. ● 対策:過去問を「時間ごと」に区切って練習
  33. 準2級に落ちる理由は「力」ではなく「戦略」
  34. 読解力が一気に伸びる(説明文・意見文が読めるようになる)
  35. 単語の「抽象語」が理解できるようになる
  36. 面接で“英語で考え、説明する力”が身につく
  37. 中学・高校の英語が驚くほどラクになる
  38. 小学生が準2級に挑戦する価値は“将来”に大きくつながる
  39. 準2級は小学生にとって“未来への投資”になる級

英検準2級は「一次(筆記+リスニング)+二次(面接)」の2段構え

準2級の試験構成は以下のとおりです。

  • 一次試験(筆記・リスニング)
  • 二次試験(面接)

3級と似ていますが、問われる内容は一気にレベルアップします。

● 筆記の特徴

  • 長文が説明文・意見文中心
  • 語彙・文法問題は高校レベルに近づく
  • “要旨を取る”読み方が必要

● リスニングの特徴

  • 会話のスピードが上がる
  • 場面や話者の目的を推測する必要がある
  • 問題文も長くなる

● 面接の特徴

  • イラスト説明がより複雑
  • 自分の意見+理由
  • 追加の質問で深掘りされる
  • コミュニケーション能力が重視

「英語を知っている」より
英語を使って考える力
が重視される段階に入るのが準2級の特徴です。

英検3級との決定的な違い

3級 → 準2級 で大きく変わるのは以下の3点です。

① 文章の抽象度

3級:身近な話題
準2級:環境問題・文化・地域活動など、やや抽象的な内容

② 文章量

3級よりも段落数・語数が増えるため、読解の体力が必要になります。

③ 面接で“より深い意見”が求められる

  • 「〜についてどう思う?」
  • 「その理由は?」
  • 「ほかにどんな方法がありますか?」

などの追加質問に対応する力が必要になります。

小学生でも準2級に合格できるのか?

結論:
小学生でも合格できます。ただし条件付きです。

合格しやすいのは、次のようなタイプの子です。

● 合格しやすい子

  • 英語歴が3〜5年以上
  • 帰国子女(帰国後1〜3年以内)
  • 英語幼稚園・インター卒
  • 多読の習慣がある
  • 英語の動画・洋書などに慣れている
  • 長文を読むのが苦ではない

これらに当てはまる子は
“準2級の抽象的な内容”にも対応できます。

逆に、次のタイプの子は
準2級の前に3級を安定させる方が成功しやすいです。

● 難しくなりやすい子

  • 読書が苦手
  • 自分の意見を言うのが苦手
  • 英語の量(長文・音声)が負担に感じる
  • 英語の文法がまだ定着していない
  • 英語は好きだが「会話寄り」で学んできた

準2級は
“日本語での読解力”
“文章の主張を取る力”
が必要になるため、英語だけが得意でも厳しく感じる場合があります。

準2級は「小学生の英語力の完成」に直結する級

準2級が突破できるということは、

  • 長文が読める
  • 英語での説明ができる
  • 意見を述べられる
  • 英語の文章量に耐えられる
    という “総合力” が身についている証拠です。

この力は、中学・高校での英語学習を圧倒的に有利にします。

実際、準2級を小学生で取得した子は中学で英語を“ほぼ苦労せず”進められます。

英検準2級の難易度【最初の4つの大きな壁】

英検準2級は、小学生にとって 初めて“本格的な英語力”が求められる級 です。
3級までとの最大の違いは、次の4つです。

  1. 語彙量の増加(約4,000語)
  2. 長文が説明文・論理文へ変化
  3. リスニングのスピードアップ
  4. 面接で“深い質問”が追加される

つまり、英語そのものだけではなく、
読解力・思考力・説明力 が必要になります。

ここでは、実際に小学生が苦戦しやすいポイントに絞って詳しく説明します。

① 語彙数:4,000語(小学生は負担が大きい)

英検準2級に必要とされる語彙は およそ4,000語。
数字だけ見ると、小学生には「不可能」に見えるかもしれません。

しかし、実際に必要なのは
よく出る1,000語ほど。
その中でも小学生が必須なのは約300〜500語。

準2級の語彙は、

  • 学校・地域活動
  • 社会問題
  • 文化
  • 科学
    といった抽象的なテーマが増えるため、
    「一気に難しくなった」と感じる子が多いです。

けれど実際の長文と面接で使われる語彙は
“頻出の基本語彙” が中心で、
難解な専門単語はほとんど出ません。

語彙は“全部覚える必要がない”のが最大のポイントです。

② 長文が説明文中心になる(準2級最大の難所)

準2級の長文は
物語 → 説明文中心 に変わります。

説明文になると、文章構造が一気に複雑になります。

具体的には

  • 原因と結果
  • 問題と解決
  • 主張と理由
  • 例と説明
    といった“論理構造”を理解する必要があります。

小学生が特につまずく理由は2つ。

  1. 抽象的な内容が増える(環境・文化・地域活動など)
  2. 段落ごとに役割があることを理解しにくい

準2級の長文は、3級のように
「とりあえず読めばわかる」タイプではありません。

主張(メインアイデア)をつかむ読み方が必須です。

③ リスニングのスピードと語彙が上がる

準2級のリスニングは、3級より 明らかにスピードが速い です。

小学生が特に苦戦するポイントは

  • 単語のつながり
  • 場面推測
  • 長めの会話の把握
    です。

ただし、内容はまだそこまで難しくありません。
テーマも学校・家族・地域イベントなど“日常生活の延長”が中心です。

重要なのは、
全部聞き取ろうとしないこと。

準2級は「キーワード+目的意識」で攻略できます。

④ 面接で“深掘り質問”が追加される

準2級から、面接の難易度も大きく上がります。

3級:意見+理由
準2級:意見+理由+補足(追加質問あり)

例:
Do you think students should clean their classrooms by themselves?
→ Yes / No
→ Why?
→ Another reason?
→ In your school, who cleans the classroom?

このように、
質問が連続で飛んでくる のが準2級の特徴です。

小学生は

  • 意見が思いつかない
  • 理由が薄い
  • 深掘りされると固まる
    といった問題が増えます。

しかし、
準2級の回答は テンプレだけで十分対応可能 です。

準2級は確かに難易度が跳ね上がるが、“戦い方を変えれば”受かる級

準2級は

  • 語彙
  • 長文
  • リスニング
  • 面接
    すべてが3級よりステップアップします。

しかしその分、
対策の“型”が完全に決まっている というメリットもあります。

つまり、

◎ 量で戦う試験 → ✖
◎ 戦い方で戦う試験 → ◎

に変わるのが準2級です。

構造さえ理解すれば、
小学生でも十分に合格できます。

小学生が受けるなら何年生が現実的か

英検準2級は、小学生が挑戦できる中では最もレベルが高い級です。
だからこそ 「受けるタイミング」 を間違えると、合格できる力がある子でも苦戦します。

ここでは、
・読解力
・語彙力
・思考力(意見の形成)
・集中力
・英語経験
の5つの観点から、学年別に「現実的な合格ライン」をまとめました。

小1〜小3:基本的には難しい(例外のみ合格可能)

結論:
小3までの受験は“特例的なケース”でない限りおすすめしない。

理由

  • 説明文の構造が理解しづらい
  • 抽象的な内容の読解が難しい
  • 語彙を覚える量が多すぎる
  • 面接での“深堀り質問”が厳しい
  • 集中力が長時間もたない

ただし、次の子どもは例外で合格可能です。

● 小1〜3で合格するタイプ

  • 帰国子女(帰国後1〜2年以内)
  • 英語幼稚園→英語学童→オンライン英会話継続
  • 早期から英語多読が習慣化
  • 英語でのコミュニケーションに抵抗がない

このレベルの子は、
3級も飛ばして準2級に合格するケースもあります。

小4は英語がかなり得意な子なら受かるレベル

小4は、
「文章を筋道立てて読む力」が育ち始めます。
そのため、英語力が高い子なら準2級に挑戦できます。

● 小4で受かるタイプ

  • 3級が“余裕で”合格している
  • 英語を読む量が多い(洋書・多読)
  • 英語の動画・アニメを理解して楽しめる
  • 自分の意見を言うのが比較的得意
  • 初対面でもあまり緊張しない

こうした子は、
準2級の説明文にも対応できることが多いです。

ただし、小4の受験はまだ“挑戦レベル”。
負担も大きいため、計画的に進める必要があります。

小5は準2級合格の“現実的なライン”

小5は
・読解力
・語彙力
・論理的思考
が一気に伸びる時期です。

● 小5で準2級が現実的になる理由

  • 説明文・意見文が理解しやすくなる
  • 語彙を覚える量に耐えられる
  • 面接での質問への受け答えが自然になる
  • 学習習慣が定着してくる
  • 集中力が持続する

英語学習を2〜3年継続している子なら、
小5で準2級に十分届きます。

実際、最近は
小5で準2級を取る子がもっとも増えている
という傾向があります。

小6は小学生で準2級を取る“最も合格しやすい学年”

明確に言えるのは、
小学生のうちで一番合格しやすいのは小6
ということです。

理由

  • 日本語の読解力が完成に近づく
  • 抽象的なテーマにも対応できる
  • 英語の文章量に慣れやすい
  • 面接での意見+理由が言える
  • 勉強時間を確保しやすい

特に小6で準2級を取れると、
中学英語は“完全に復習”になります。

そのため
英語が得意科目になりやすく、
高校入試や英語の成績に直結するメリットが大きいです。

英語幼稚園・インター出身・帰国子女は別ルート

このグループは、小学生の中でも英語力が突出しています。

● 英語幼稚園・インターの子

会話力・リスニング力は非常に強い一方で、

  • 文法の理解
  • 読解力
    が弱い場合があります。

そのため、
長文で落ちるケースが多い のが特徴。
→ 読解対策を強化すれば十分合格可能。

● 帰国子女(帰国後1〜3年以内)

最も準2級に強いタイプ。
ただし、英語力は時間とともに落ちるため
早めの受験が鉄則 です。

結論としては小学生の“現実的な合格ライン”

  • 小4:英語がかなり得意な子の挑戦レベル
  • 小5:努力次第で合格が現実的になる
  • 小6:最も合格しやすい、ベストなタイミング

準2級は「年齢」より
英語経験・読解力・性格(面接耐性)」で決まる
ということを理解しておくと、受験の成功率が高くなります。

準2級に必要な語彙・文法(小学生向けに“最低限”に絞る)

英検準2級は「高校中級レベル」と言われますが、
小学生がすべての語彙や文法を覚える必要はありません。

むしろ、
頻出ポイントにしぼれば、小学生でも合格に必要な6〜7割は十分取れます。

ここでは、
“最短で点数につながる語彙・文法だけ”
に絞って整理します。

小学生が覚えるべき語彙は「800語」で十分(4,000語は幻想)

英検準2級の推奨語彙は約4,000語ですが、
実際に長文・会話で頻出なのは 約800語ほど

しかも、小学生が実際に押さえるべき語彙は
約300〜500語で合格圏に届く ようになっています。

● 特に出る語彙ジャンル

小学生が優先すべきは、この5つです。

  • 学校・学習:subject, improve, communicate, activity
  • 社会・地域活動:volunteer, environment, event, society
  • 文化・習慣:traditional, custom, history, festival
  • 科学・テクノロジー:research, discover, develop, increase
  • 意見・感情:agree, disagree, advantage, disadvantage

準2級は「説明文」と「意見文」が多いため、
日常英語より“概念系の語彙”が増える点が3級との大きな違いです。

小学生は特に
社会・文化系の語彙 を優先的に覚えると得点しやすくなります。

動詞は“意味の広がり”を理解することが鍵

準2級の語彙で最重要なのは 動詞 です。
理由は、長文でも会話でも“作者の主張”を支える核だからです。

小学生が覚えるべき動詞の特徴は、
「1語で複数の意味を持つ単語」が増えること。

  • support:支援する/支える
  • produce:作る/生み出す
  • save:節約する/救う/貯める
  • lead:導く/結果として〜になる

準2級は「話の流れ(因果関係)」が問われるため、
動詞のニュアンスを掴むだけで長文が読みやすくなります。

文法は“全部は不要”。準2級で問われるのは主に5つだけ

準2級は範囲が広いですが、
実際に点数に影響する文法は次の5つ。

これさえ理解すれば、長文と会話問題の7割は対応できます。

1. 関係代名詞(which / who / that)

準2級で最重要文法。
初めて“説明が長くなる文”が増えるため、小学生はここでつまずきます。

しかし本質はシンプルで、
「前の名詞を説明する文」 だと理解すれば十分。

例:
The book which I bought yesterday is interesting.
(昨日買った本 → 面白い)

長文で意味をつかむには
関係代名詞を“カッコでくくる”読み方が有効 です。

2. 分詞(〜している/〜された)

長文で最頻出の修飾表現。
小学生は「能動と受動」の区別が難しい。

例:

  • a broken chair(壊れた椅子)
  • a running boy(走っている男の子)

文章を読むときは
前から訳さず“意味のまとまり”で読む と理解しやすくなります。

3. 現在完了進行形(have been ~ing)

準2級でよく出る、3級の発展形。
“ずっと〜している”という意味が自然に読めればOK。

例:
I have been studying English for 3 years.

完璧な理解は不要で、
「継続の話だな」 と分かれば十分です。

4. 受動態のバリエーション

3級までの be + 過去分詞 に加えて
by 〜(誰によって)
for 〜(目的)
used to / used for
などが増えます。

例:
This room is used for meetings.
(この部屋は会議のために使われている)

長文で大量に出るため、
受動態は“読むため”に必要な文法です。

5. 仮定法の基礎(If I had time, … 程度)

高校レベルの仮定法が一部出ますが、
小学生は 意味が取れれば十分 です。

例:
If I had time, I would visit you.
(時間があれば行くのに → 実際は時間がない)

「事実とは違う話をしている」と分かればOK。

小学生でも“文法を深く理解する必要はない”

大切なのは
文法を“読むための道具”として使えること。

準2級の文法は量が多いため、
「ドリルで全部覚える」方式では挫折します。

小学生は、

  • 雰囲気
  • 意味のまとまり
    で理解した方が圧倒的に伸びます。

準2級の目的は
英語の文章を読めるようになること
であり、文法そのものの完璧さは求められていません。

語彙と文法は“必要最小限”でOK

準2級は大人でも苦戦する級ですが、
小学生の場合は
「必要なところ」だけ抜き出すと一気に合格圏に届く のが特徴です。

押さえるべきはこの3点。

  • 語彙 → 頻出800語・実質300〜500語でOK
  • 動詞 → 意味の広がりを理解
  • 文法 → 5つの最重要ポイントだけで十分

準2級は
量ではなく 選択と集中 が勝敗を決めます。

英検準2級の勉強法(小学生向け)

準2級は、小学生にとって最初の“大きな壁”です。
しかし、準2級は やみくもに勉強すると絶対に伸びない級 でもあります。

大事なのは
「準2級の問題はこう読む・こう聞く・こう話す」
という“戦い方”のルールを知ること。

小学生向けに、最短で点数につながる勉強法だけをまとめました。

長文は説明文を“段落の役割”で読む(最重要)

準2級の長文は

  • 説明文
  • 意見文
  • お知らせ
  • 地域活動
  • 文化紹介
    など、「論理的な構造」を持つ文章が中心です。

小学生が最も苦戦するのは、
読む順番が変わることではなく“読み方”が変わること。

● 準2級の長文に必要なのは

“段落の役割”をつかむ読み方 です。

文章は多くの場合、次の構造になります。

1段落:話題の紹介
2段落:理由・背景
3段落:問題点
4段落:解決策・提案
5段落:まとめ・作者の主張

これを理解すると、
設問の「主張」「理由」「目的」が探しやすくなります。

● 小学生の勉強法

  • 各段落を一言で要約
  • 接続詞(however, because, so)に線
  • “誰が・何を・なぜ” の3点をチェック
  • 本文の「主張」と「例」を区別して読む

長文のコツは、
内容を細かく訳さず“構造で読む”こと です。

語彙は頻出語を“品詞別”に覚える(名詞→動詞→形容詞)

準2級の語彙は多いですが、
長文で必要なのは 品詞の特徴をつかむこと。

● 推奨:品詞ごとにまとめて覚える

  • 名詞:topic, environment, advantage, community
  • 動詞:develop, support, increase, reduce
  • 形容詞:traditional, local, useful, environmental

品詞で覚えると
文章の“役割”が掴みやすくなり、
読解スピードが一気に上がります。

● 小学生の語彙学習の鉄則

  • 1語1訳を禁止
  • 例文ごと声に出して覚える
  • “よく出る動詞”を優先
  • 抽象語はイラストかストーリーで覚える

語彙は
“覚える”より“使って定着させる”が大原則です。

文法は5大ポイントだけ覚えればOK(深い理解は不要)

準2級で小学生が覚えるべき文法は
次の5つだけで十分です。

  1. 関係代名詞(which / who / that)
  2. 分詞(〜している/〜された)
  3. 現在完了進行形(have been ~ing)
  4. 受動態のバリエーション
  5. 仮定法の基礎

● 文法の勉強法

  • 文法書より“長文に出た文法”で覚える
  • 関係代名詞は“カッコでくくる”
  • 分詞は「意味のかたまり」で読む
  • 仮定法は“事実と違う話”と理解する

小学生は、
“使える文法”だけ身につければ合格圏です。

リスニングは“場面”を先に予測すると正答率が上がる

準2級のリスニングはスピードが速めですが、
内容はそこまで難しくありません。

最大のポイントは
聞く前に場面を予測すること。

● 小学生向けの効果的な聞き方

  • 最初の数秒で“場所”と“立場”を推測
  • 人物の目的を考えながら聞く
  • キーワードに集中する(reason, plan, problem)
  • 全部聞き取ろうとしない

準2級は
「一部だけ聞き取れば解ける問題」が非常に多いです。

面接はテンプレで“意見→理由→補足”を自動化させる

準2級の面接は、
小学生がもっとも苦戦するパートです。

理由:

  • 意見を言う
  • 理由を説明する
  • 追加質問に答える

という“3段構成”が必要になるからです。

しかし、面接は テンプレだけで合格点に届きます。

● 最強テンプレ(小学生向け)

〈意見〉
I think so. / I don’t think so.
〈理由〉
Because it’s important / fun / useful.
〈補足〉
Also, it helps students / people / the community.

小学生は難しい理由を言う必要はありません。

「short / fun / easy / important」
の4単語が言えれば満点が狙えます。

● 面接対策のポイント

  • 最初の声を大きく出す(自信に見える)
  • テンプレ回答を“条件反射”で言えるように
  • イラスト説明は“一文でOK”
  • 詰まったら “Could you say that again?” を言う

準2級の面接は、
英語力より“対応力”が問われます。

準2級は“やり方”を変えれば小学生でも合格できる

準2級で大切なのは、量ではありません。

  • 長文 → 段落の役割で読む
  • 語彙 → 頻出800語に絞る
  • 文法 → 5つのポイントだけ
  • リスニング → 場面予測+キーワード
  • 面接 → テンプレ暗記で対応

これだけで、
小学生でも 一次・二次ともに6〜7割が安定する試験 になります。

小学生がつまずくポイントと対策

※準2級に特有の“落とし穴”をすべて解決

英検準2級は、小学生にとって “難易度の壁”と“成長のチャンス”が同時に来る級 です。

多くの子が同じところでつまずきますが、それは英語の実力不足ではなく
準2級の勉強法が3級までと根本的に違うから。

ここでは、小学生が実際に苦戦しやすいポイントとその解決策を“効果の高い順”にまとめています。

長文で主張(メインアイデア)が取れない

準2級の長文は説明文が主流。
「何が言いたい文章なのか?」が分からないと一気に読めなくなります。

主張が取れない原因

  • 段落の役割が分からない
  • 抽象語(environment / community など)が増える
  • 3級のように“そのまま読んで理解”ができなくなる

しかし対策はシンプルです。

● 対策:段落ごとに“一言ラベル”をつける

例:

  • 1段落:何の話?
  • 2段落:理由
  • 3段落:問題点
  • 4段落:提案
  • 5段落:まとめ

この読み方をするだけで
設問がスルスル解けるようになります。

3級までは“文章の内容”を見る試験でしたが、
準2級から“文章の構造”を見る試験に変わります。

語彙が多すぎて覚えられない(特に抽象語)

準2級は

  • advantage(利点)
  • community(地域社会)
  • support(支援・支える)
    など、抽象的な語彙が急増します。

小学生は「意味の幅」を理解するのが難しいので、
覚えようとしてもすぐ忘れてしまいます。

● 対策:抽象語は“具体例”で覚える

例:
support
→ help(助ける)に近い
→ 勉強を助ける、イベントを手伝う等

抽象語は
例文・場面・イラスト の3点で覚えると定着します。

文法が多すぎて混乱する(関係代名詞・分詞)

準2級は文法の「幅」が広がるため、
小学生は 情報量の多さに圧倒される ことがあります。

特に

  • 関係代名詞
  • 分詞
  • 受動態の応用
  • 仮定法の一部
    は挫折ポイントです。

でも、深く理解する必要はありません。

● 対策:文法は“長文に出た時に”だけ覚える

文法書で勉強するのではなく
長文の中で「出たものだけ」反復する のが最速。

準2級は
“文法問題で差がつく試験ではない”
ことを忘れないでください。

リスニングが速すぎて聞き取れない

準2級のリスニングは

  • 音がつながる
  • スピードが上がる
  • 会話が長くなる
    という理由で小学生には大きな壁になります。

でも、全部聞き取る必要はありません。

● 対策:最初の5秒で“場面”を特定する

例:

  • store → 買い物
  • Sunday → 予定
  • club → 学校活動
  • volunteer → イベント

場面さえ分かれば
細かい単語が聞き取れなくても正解できます。

面接の“追加質問”で固まる(最重要)

準2級の面接で
小学生がもっとも苦戦するのは、
深掘りされる追加質問です。

例:
Why do you think so?
Can you give me another reason?
In your school, how is it?

これは大人でも難しいレベル。

しかし、追加質問は
型を覚えておけばすべて対応できます。

● 対策:3つの型を丸暗記

1)意見
I think so. / I don’t think so.

2)理由
Because it’s important / useful / good for students.

3)補足(追加質問)
One more reason is that 〜
Also, it helps people in the community.

小学生は難しい理由を言う必要はありません。
“単語レベル”の理由で合格点が取れます。

集中力の問題(一次試験が長い)

準2級は試験時間が長く、
小学生は途中で集中力が切れてしまいがちです。

● 対策:過去問を「時間ごと」に区切って練習

  • 読解(15分)
  • 語彙文法(10分)
  • 長文(15分)
  • リスニング(最後にまとめて)

本番と同じ時間配分で練習するだけで、
正答率が安定します。

準2級に落ちる理由は「力」ではなく「戦略」

小学生が準2級で躓く原因は

  • 語彙が足りない
  • 長文が難しい
  • 文法が多い
    ではありません。

本当の原因は
準2級の“読み方・聞き方・話し方”を知らないから。

だから正しい戦略を知るだけで、誰でも合格ラインに届きます

英検準2級は“高校英語の入口”になる級(まとめ)

英検準2級は、小学生にとって決して簡単な級ではありません。
長文は抽象的になり、語彙は増え、面接では深い質問が求められます。

しかし、その難しさこそが
英語力を一段引き上げる大きなチャンス
でもあります。

準2級はただの資格試験ではなく、
“高校英語の入口”になるポイントがいくつもあります。

読解力が一気に伸びる(説明文・意見文が読めるようになる)

準2級の長文は、高校の教科書に近い構成で書かれています。

  • 主張
  • 理由
  • 具体例
  • 結論

という“論理の流れ”を読む練習が自然にできるため、中学以降の英語がとても楽になります。

準2級の長文が読めるようになると、
高校1年生の文章も抵抗なく読めるレベルに到達します。

単語の「抽象語」が理解できるようになる

準2級で登場する語彙は、

  • environment(環境)
  • community(地域社会)
  • support(支援する)
  • advantage(利点)
    など“概念語”が多くなります。

これこそが英語力の本質であり、
海外でも使われる“本物の語彙力”になります。

この段階に入ると、
英語が「会話」から「思考の道具」に変わります。

面接で“英語で考え、説明する力”が身につく

準2級の面接は、小学生にとって大きな挑戦です。
しかし、ここを乗り越えると
「本当に使える英語力」 が一気に伸びます。

  • 意見を言う
  • 理由を説明する
  • 追加質問に答える

これは将来、

  • 学校の英語のスピーキング試験
  • 海外の友達との会話
  • 留学
    など、さまざまな場面で役立ちます。

準2級に受かる頃には、
英語での自己表現が“自然なもの”になります。

中学・高校の英語が驚くほどラクになる

準2級に合格すると、
中学英語はほぼすべて“既に知っている内容”になります。

  • 文法は復習
  • 長文は余裕を持って読める
  • 単語も自然に覚えられる
  • 英語の授業中に理解でつまずかない

中学に入ってからの英語の成績が安定しやすく、
英語が“得意科目”として定着する大きなメリット があります。

さらに高校英語にもスムーズに移行できるため、
受験・進学でも有利です。

小学生が準2級に挑戦する価値は“将来”に大きくつながる

準2級を小学生で取得すると、
子どもの英語力は
“守り”ではなく“伸ばす英語”に変わります。

  • 英語を読む力
  • 英語で考える力
  • 英語で説明する力
  • 英語で学ぶ力

これらは、
これからの英語教育(スピーキング重視・思考重視)に
確実に必要なスキルです。

準2級の勉強は、まさにその基礎を作る時間になります。

準2級は小学生にとって“未来への投資”になる級

準2級は決して簡単ではありません。
難易度も高く、対策にも時間がかかります。

しかし、その努力は
将来に向けた圧倒的なアドバンテージ
になります。

  • 英語への自信
  • 読解力の向上
  • 表現力の成長
  • 中学・高校での伸び
  • 受験や進学の選択肢の増加

準2級は、“今”の英語力を測る試験ではなく
これからの英語力を育てる試験 です。

ぜひ、お子さんの成長のタイミングを見ながら
準2級に挑戦してみてください。

タイトルとURLをコピーしました