英検準2級は、小学生が受ける英検の中でも最初の“本格的な壁”と言われる級 です。
英語が得意な子でも
- 語彙の量
- 長文の難易度
- リスニングのスピード
- 面接での深い質問
など、これまでにないレベルと向き合うことになります。
特に長文は
説明文・意見文・論理的な文章 が中心になり、小学生がもっとも苦手とする “抽象的な内容” が増えます。
しかし、その一方で
小学生でも準2級に合格するケースは確実に増えています。
それは
- 英語幼稚園・インター出身
- 帰国子女(帰国後1〜3年以内)
- 英語学習を継続している小5・小6
といった、英語の基礎がある子たちが
正しい対策を行うことで突破しているからです。
準2級は、決して「無理な級」ではありません。
むしろ、
“英語の本質的な力”が身につく級 と言えます。
- 読解力(要旨をつかむ力)
- 意見を言う力
- 英語で考える力
- 文章量に慣れる力
- 論理的に説明する力
これらは、今後の英語学習において
最も大切なスキルです。
この記事では、
小学生が準2級に合格するために必要なポイントだけ を長文・語彙・文法・リスニング・面接の5分野にわけて、分かりやすく丁寧にまとめていきます。
英検準2級はどんな試験?小学生にとっての位置づけ
英検準2級は「高校中級レベル」とされていますが、
実際には 中学英語をしっかり理解していれば十分に合格できる級 です。
ただし、3級までとは明らかに試験の“性質”が異なります。
準2級では、
“英語を読む・聞く・話す力” に加えて
論理的に理解する力 と自分の考えを説明する力
が求められます。
だからこそ、小学生にとっては
最初の大きな壁
となる級ですが、それと同時に
英語力が大きく伸びる分岐点
にもなる試験です。
- 英検準2級は「一次(筆記+リスニング)+二次(面接)」の2段構え
- 英検3級との決定的な違い
- 小学生でも準2級に合格できるのか?
- 準2級は「小学生の英語力の完成」に直結する級
- ① 語彙数:4,000語(小学生は負担が大きい)
- ② 長文が説明文中心になる(準2級最大の難所)
- ③ リスニングのスピードと語彙が上がる
- ④ 面接で“深掘り質問”が追加される
- 準2級は確かに難易度が跳ね上がるが、“戦い方を変えれば”受かる級
- 小1〜小3:基本的には難しい(例外のみ合格可能)
- 小4は英語がかなり得意な子なら受かるレベル
- 小5は準2級合格の“現実的なライン”
- 小6は小学生で準2級を取る“最も合格しやすい学年”
- 英語幼稚園・インター出身・帰国子女は別ルート
- 結論としては小学生の“現実的な合格ライン”
- 小学生が覚えるべき語彙は「800語」で十分(4,000語は幻想)
- 動詞は“意味の広がり”を理解することが鍵
- 文法は“全部は不要”。準2級で問われるのは主に5つだけ
- 小学生でも“文法を深く理解する必要はない”
- 語彙と文法は“必要最小限”でOK
- 長文は説明文を“段落の役割”で読む(最重要)
- 語彙は頻出語を“品詞別”に覚える(名詞→動詞→形容詞)
- 文法は5大ポイントだけ覚えればOK(深い理解は不要)
- リスニングは“場面”を先に予測すると正答率が上がる
- 面接はテンプレで“意見→理由→補足”を自動化させる
- 準2級は“やり方”を変えれば小学生でも合格できる
- 長文で主張(メインアイデア)が取れない
- 語彙が多すぎて覚えられない(特に抽象語)
- 文法が多すぎて混乱する(関係代名詞・分詞)
- リスニングが速すぎて聞き取れない
- 面接の“追加質問”で固まる(最重要)
- 集中力の問題(一次試験が長い)
- 準2級に落ちる理由は「力」ではなく「戦略」
- 読解力が一気に伸びる(説明文・意見文が読めるようになる)
- 単語の「抽象語」が理解できるようになる
- 面接で“英語で考え、説明する力”が身につく
- 中学・高校の英語が驚くほどラクになる
- 小学生が準2級に挑戦する価値は“将来”に大きくつながる
- 準2級は小学生にとって“未来への投資”になる級
英検準2級は「一次(筆記+リスニング)+二次(面接)」の2段構え
準2級の試験構成は以下のとおりです。
- 一次試験(筆記・リスニング)
- 二次試験(面接)
3級と似ていますが、問われる内容は一気にレベルアップします。
● 筆記の特徴
- 長文が説明文・意見文中心
- 語彙・文法問題は高校レベルに近づく
- “要旨を取る”読み方が必要
● リスニングの特徴
- 会話のスピードが上がる
- 場面や話者の目的を推測する必要がある
- 問題文も長くなる
● 面接の特徴
- イラスト説明がより複雑
- 自分の意見+理由
- 追加の質問で深掘りされる
- コミュニケーション能力が重視
「英語を知っている」より
英語を使って考える力
が重視される段階に入るのが準2級の特徴です。
英検3級との決定的な違い
3級 → 準2級 で大きく変わるのは以下の3点です。
① 文章の抽象度
3級:身近な話題
準2級:環境問題・文化・地域活動など、やや抽象的な内容
② 文章量
3級よりも段落数・語数が増えるため、読解の体力が必要になります。
③ 面接で“より深い意見”が求められる
- 「〜についてどう思う?」
- 「その理由は?」
- 「ほかにどんな方法がありますか?」
などの追加質問に対応する力が必要になります。
小学生でも準2級に合格できるのか?
結論:
小学生でも合格できます。ただし条件付きです。
合格しやすいのは、次のようなタイプの子です。
● 合格しやすい子
- 英語歴が3〜5年以上
- 帰国子女(帰国後1〜3年以内)
- 英語幼稚園・インター卒
- 多読の習慣がある
- 英語の動画・洋書などに慣れている
- 長文を読むのが苦ではない
これらに当てはまる子は
“準2級の抽象的な内容”にも対応できます。
逆に、次のタイプの子は
準2級の前に3級を安定させる方が成功しやすいです。
● 難しくなりやすい子
- 読書が苦手
- 自分の意見を言うのが苦手
- 英語の量(長文・音声)が負担に感じる
- 英語の文法がまだ定着していない
- 英語は好きだが「会話寄り」で学んできた
準2級は
“日本語での読解力”
“文章の主張を取る力”
が必要になるため、英語だけが得意でも厳しく感じる場合があります。
準2級は「小学生の英語力の完成」に直結する級
準2級が突破できるということは、
- 長文が読める
- 英語での説明ができる
- 意見を述べられる
- 英語の文章量に耐えられる
という “総合力” が身についている証拠です。
この力は、中学・高校での英語学習を圧倒的に有利にします。
実際、準2級を小学生で取得した子は中学で英語を“ほぼ苦労せず”進められます。
英検準2級の難易度【最初の4つの大きな壁】
英検準2級は、小学生にとって 初めて“本格的な英語力”が求められる級 です。
3級までとの最大の違いは、次の4つです。
- 語彙量の増加(約4,000語)
- 長文が説明文・論理文へ変化
- リスニングのスピードアップ
- 面接で“深い質問”が追加される
つまり、英語そのものだけではなく、
読解力・思考力・説明力 が必要になります。
ここでは、実際に小学生が苦戦しやすいポイントに絞って詳しく説明します。
① 語彙数:4,000語(小学生は負担が大きい)
英検準2級に必要とされる語彙は およそ4,000語。
数字だけ見ると、小学生には「不可能」に見えるかもしれません。
しかし、実際に必要なのは
よく出る1,000語ほど。
その中でも小学生が必須なのは約300〜500語。
準2級の語彙は、
- 学校・地域活動
- 社会問題
- 文化
- 科学
といった抽象的なテーマが増えるため、
「一気に難しくなった」と感じる子が多いです。
けれど実際の長文と面接で使われる語彙は
“頻出の基本語彙” が中心で、
難解な専門単語はほとんど出ません。
語彙は“全部覚える必要がない”のが最大のポイントです。
② 長文が説明文中心になる(準2級最大の難所)
準2級の長文は
物語 → 説明文中心 に変わります。
説明文になると、文章構造が一気に複雑になります。
具体的には
- 原因と結果
- 問題と解決
- 主張と理由
- 例と説明
といった“論理構造”を理解する必要があります。
小学生が特につまずく理由は2つ。
- 抽象的な内容が増える(環境・文化・地域活動など)
- 段落ごとに役割があることを理解しにくい
準2級の長文は、3級のように
「とりあえず読めばわかる」タイプではありません。
主張(メインアイデア)をつかむ読み方が必須です。
③ リスニングのスピードと語彙が上がる
準2級のリスニングは、3級より 明らかにスピードが速い です。
小学生が特に苦戦するポイントは
- 単語のつながり
- 場面推測
- 長めの会話の把握
です。
ただし、内容はまだそこまで難しくありません。
テーマも学校・家族・地域イベントなど“日常生活の延長”が中心です。
重要なのは、
全部聞き取ろうとしないこと。
準2級は「キーワード+目的意識」で攻略できます。
④ 面接で“深掘り質問”が追加される
準2級から、面接の難易度も大きく上がります。
3級:意見+理由
準2級:意見+理由+補足(追加質問あり)
例:
Do you think students should clean their classrooms by themselves?
→ Yes / No
→ Why?
→ Another reason?
→ In your school, who cleans the classroom?
このように、
質問が連続で飛んでくる のが準2級の特徴です。
小学生は
- 意見が思いつかない
- 理由が薄い
- 深掘りされると固まる
といった問題が増えます。
しかし、
準2級の回答は テンプレだけで十分対応可能 です。
準2級は確かに難易度が跳ね上がるが、“戦い方を変えれば”受かる級
準2級は
- 語彙
- 長文
- リスニング
- 面接
すべてが3級よりステップアップします。
しかしその分、
対策の“型”が完全に決まっている というメリットもあります。
つまり、
◎ 量で戦う試験 → ✖
◎ 戦い方で戦う試験 → ◎
に変わるのが準2級です。
構造さえ理解すれば、
小学生でも十分に合格できます。
小学生が受けるなら何年生が現実的か
英検準2級は、小学生が挑戦できる中では最もレベルが高い級です。
だからこそ 「受けるタイミング」 を間違えると、合格できる力がある子でも苦戦します。
ここでは、
・読解力
・語彙力
・思考力(意見の形成)
・集中力
・英語経験
の5つの観点から、学年別に「現実的な合格ライン」をまとめました。
小1〜小3:基本的には難しい(例外のみ合格可能)
結論:
小3までの受験は“特例的なケース”でない限りおすすめしない。
理由
- 説明文の構造が理解しづらい
- 抽象的な内容の読解が難しい
- 語彙を覚える量が多すぎる
- 面接での“深堀り質問”が厳しい
- 集中力が長時間もたない
ただし、次の子どもは例外で合格可能です。
● 小1〜3で合格するタイプ
- 帰国子女(帰国後1〜2年以内)
- 英語幼稚園→英語学童→オンライン英会話継続
- 早期から英語多読が習慣化
- 英語でのコミュニケーションに抵抗がない
このレベルの子は、
3級も飛ばして準2級に合格するケースもあります。
小4は英語がかなり得意な子なら受かるレベル
小4は、
「文章を筋道立てて読む力」が育ち始めます。
そのため、英語力が高い子なら準2級に挑戦できます。
● 小4で受かるタイプ
- 3級が“余裕で”合格している
- 英語を読む量が多い(洋書・多読)
- 英語の動画・アニメを理解して楽しめる
- 自分の意見を言うのが比較的得意
- 初対面でもあまり緊張しない
こうした子は、
準2級の説明文にも対応できることが多いです。
ただし、小4の受験はまだ“挑戦レベル”。
負担も大きいため、計画的に進める必要があります。
小5は準2級合格の“現実的なライン”
小5は
・読解力
・語彙力
・論理的思考
が一気に伸びる時期です。
● 小5で準2級が現実的になる理由
- 説明文・意見文が理解しやすくなる
- 語彙を覚える量に耐えられる
- 面接での質問への受け答えが自然になる
- 学習習慣が定着してくる
- 集中力が持続する
英語学習を2〜3年継続している子なら、
小5で準2級に十分届きます。
実際、最近は
小5で準2級を取る子がもっとも増えている
という傾向があります。
小6は小学生で準2級を取る“最も合格しやすい学年”
明確に言えるのは、
小学生のうちで一番合格しやすいのは小6
ということです。
理由
- 日本語の読解力が完成に近づく
- 抽象的なテーマにも対応できる
- 英語の文章量に慣れやすい
- 面接での意見+理由が言える
- 勉強時間を確保しやすい
特に小6で準2級を取れると、
中学英語は“完全に復習”になります。
そのため
英語が得意科目になりやすく、
高校入試や英語の成績に直結するメリットが大きいです。
英語幼稚園・インター出身・帰国子女は別ルート
このグループは、小学生の中でも英語力が突出しています。
● 英語幼稚園・インターの子
会話力・リスニング力は非常に強い一方で、
- 文法の理解
- 読解力
が弱い場合があります。
そのため、
長文で落ちるケースが多い のが特徴。
→ 読解対策を強化すれば十分合格可能。
● 帰国子女(帰国後1〜3年以内)
最も準2級に強いタイプ。
ただし、英語力は時間とともに落ちるため
早めの受験が鉄則 です。
結論としては小学生の“現実的な合格ライン”
- 小4:英語がかなり得意な子の挑戦レベル
- 小5:努力次第で合格が現実的になる
- 小6:最も合格しやすい、ベストなタイミング
準2級は「年齢」より
英語経験・読解力・性格(面接耐性)」で決まる
ということを理解しておくと、受験の成功率が高くなります。
準2級に必要な語彙・文法(小学生向けに“最低限”に絞る)
英検準2級は「高校中級レベル」と言われますが、
小学生がすべての語彙や文法を覚える必要はありません。
むしろ、
頻出ポイントにしぼれば、小学生でも合格に必要な6〜7割は十分取れます。
ここでは、
“最短で点数につながる語彙・文法だけ”
に絞って整理します。
小学生が覚えるべき語彙は「800語」で十分(4,000語は幻想)
英検準2級の推奨語彙は約4,000語ですが、
実際に長文・会話で頻出なのは 約800語ほど。
しかも、小学生が実際に押さえるべき語彙は
約300〜500語で合格圏に届く ようになっています。
● 特に出る語彙ジャンル
小学生が優先すべきは、この5つです。
- 学校・学習:subject, improve, communicate, activity
- 社会・地域活動:volunteer, environment, event, society
- 文化・習慣:traditional, custom, history, festival
- 科学・テクノロジー:research, discover, develop, increase
- 意見・感情:agree, disagree, advantage, disadvantage
準2級は「説明文」と「意見文」が多いため、
日常英語より“概念系の語彙”が増える点が3級との大きな違いです。
小学生は特に
社会・文化系の語彙 を優先的に覚えると得点しやすくなります。
動詞は“意味の広がり”を理解することが鍵
準2級の語彙で最重要なのは 動詞 です。
理由は、長文でも会話でも“作者の主張”を支える核だからです。
小学生が覚えるべき動詞の特徴は、
「1語で複数の意味を持つ単語」が増えること。
例
- support:支援する/支える
- produce:作る/生み出す
- save:節約する/救う/貯める
- lead:導く/結果として〜になる
準2級は「話の流れ(因果関係)」が問われるため、
動詞のニュアンスを掴むだけで長文が読みやすくなります。
文法は“全部は不要”。準2級で問われるのは主に5つだけ
準2級は範囲が広いですが、
実際に点数に影響する文法は次の5つ。
これさえ理解すれば、長文と会話問題の7割は対応できます。
1. 関係代名詞(which / who / that)
準2級で最重要文法。
初めて“説明が長くなる文”が増えるため、小学生はここでつまずきます。
しかし本質はシンプルで、
「前の名詞を説明する文」 だと理解すれば十分。
例:
The book which I bought yesterday is interesting.
(昨日買った本 → 面白い)
長文で意味をつかむには
関係代名詞を“カッコでくくる”読み方が有効 です。
2. 分詞(〜している/〜された)
長文で最頻出の修飾表現。
小学生は「能動と受動」の区別が難しい。
例:
- a broken chair(壊れた椅子)
- a running boy(走っている男の子)
文章を読むときは
前から訳さず“意味のまとまり”で読む と理解しやすくなります。
3. 現在完了進行形(have been ~ing)
準2級でよく出る、3級の発展形。
“ずっと〜している”という意味が自然に読めればOK。
例:
I have been studying English for 3 years.
完璧な理解は不要で、
「継続の話だな」 と分かれば十分です。
4. 受動態のバリエーション
3級までの be + 過去分詞 に加えて
by 〜(誰によって)
for 〜(目的)
used to / used for
などが増えます。
例:
This room is used for meetings.
(この部屋は会議のために使われている)
長文で大量に出るため、
受動態は“読むため”に必要な文法です。
5. 仮定法の基礎(If I had time, … 程度)
高校レベルの仮定法が一部出ますが、
小学生は 意味が取れれば十分 です。
例:
If I had time, I would visit you.
(時間があれば行くのに → 実際は時間がない)
「事実とは違う話をしている」と分かればOK。
小学生でも“文法を深く理解する必要はない”
大切なのは
文法を“読むための道具”として使えること。
準2級の文法は量が多いため、
「ドリルで全部覚える」方式では挫折します。
小学生は、
- 型
- 雰囲気
- 意味のまとまり
で理解した方が圧倒的に伸びます。
準2級の目的は
英語の文章を読めるようになること
であり、文法そのものの完璧さは求められていません。
語彙と文法は“必要最小限”でOK
準2級は大人でも苦戦する級ですが、
小学生の場合は
「必要なところ」だけ抜き出すと一気に合格圏に届く のが特徴です。
押さえるべきはこの3点。
- 語彙 → 頻出800語・実質300〜500語でOK
- 動詞 → 意味の広がりを理解
- 文法 → 5つの最重要ポイントだけで十分
準2級は
量ではなく 選択と集中 が勝敗を決めます。
英検準2級の勉強法(小学生向け)
準2級は、小学生にとって最初の“大きな壁”です。
しかし、準2級は やみくもに勉強すると絶対に伸びない級 でもあります。
大事なのは
「準2級の問題はこう読む・こう聞く・こう話す」
という“戦い方”のルールを知ること。
小学生向けに、最短で点数につながる勉強法だけをまとめました。
長文は説明文を“段落の役割”で読む(最重要)
準2級の長文は
- 説明文
- 意見文
- お知らせ
- 地域活動
- 文化紹介
など、「論理的な構造」を持つ文章が中心です。
小学生が最も苦戦するのは、
読む順番が変わることではなく“読み方”が変わること。
● 準2級の長文に必要なのは
“段落の役割”をつかむ読み方 です。
文章は多くの場合、次の構造になります。
1段落:話題の紹介
2段落:理由・背景
3段落:問題点
4段落:解決策・提案
5段落:まとめ・作者の主張
これを理解すると、
設問の「主張」「理由」「目的」が探しやすくなります。
● 小学生の勉強法
- 各段落を一言で要約
- 接続詞(however, because, so)に線
- “誰が・何を・なぜ” の3点をチェック
- 本文の「主張」と「例」を区別して読む
長文のコツは、
内容を細かく訳さず“構造で読む”こと です。
語彙は頻出語を“品詞別”に覚える(名詞→動詞→形容詞)
準2級の語彙は多いですが、
長文で必要なのは 品詞の特徴をつかむこと。
● 推奨:品詞ごとにまとめて覚える
- 名詞:topic, environment, advantage, community
- 動詞:develop, support, increase, reduce
- 形容詞:traditional, local, useful, environmental
品詞で覚えると
文章の“役割”が掴みやすくなり、
読解スピードが一気に上がります。
● 小学生の語彙学習の鉄則
- 1語1訳を禁止
- 例文ごと声に出して覚える
- “よく出る動詞”を優先
- 抽象語はイラストかストーリーで覚える
語彙は
“覚える”より“使って定着させる”が大原則です。
文法は5大ポイントだけ覚えればOK(深い理解は不要)
準2級で小学生が覚えるべき文法は
次の5つだけで十分です。
- 関係代名詞(which / who / that)
- 分詞(〜している/〜された)
- 現在完了進行形(have been ~ing)
- 受動態のバリエーション
- 仮定法の基礎
● 文法の勉強法
- 文法書より“長文に出た文法”で覚える
- 関係代名詞は“カッコでくくる”
- 分詞は「意味のかたまり」で読む
- 仮定法は“事実と違う話”と理解する
小学生は、
“使える文法”だけ身につければ合格圏です。
リスニングは“場面”を先に予測すると正答率が上がる
準2級のリスニングはスピードが速めですが、
内容はそこまで難しくありません。
最大のポイントは
聞く前に場面を予測すること。
● 小学生向けの効果的な聞き方
- 最初の数秒で“場所”と“立場”を推測
- 人物の目的を考えながら聞く
- キーワードに集中する(reason, plan, problem)
- 全部聞き取ろうとしない
準2級は
「一部だけ聞き取れば解ける問題」が非常に多いです。
面接はテンプレで“意見→理由→補足”を自動化させる
準2級の面接は、
小学生がもっとも苦戦するパートです。
理由:
- 意見を言う
- 理由を説明する
- 追加質問に答える
という“3段構成”が必要になるからです。
しかし、面接は テンプレだけで合格点に届きます。
● 最強テンプレ(小学生向け)
〈意見〉
I think so. / I don’t think so.
〈理由〉
Because it’s important / fun / useful.
〈補足〉
Also, it helps students / people / the community.
小学生は難しい理由を言う必要はありません。
「short / fun / easy / important」
の4単語が言えれば満点が狙えます。
● 面接対策のポイント
- 最初の声を大きく出す(自信に見える)
- テンプレ回答を“条件反射”で言えるように
- イラスト説明は“一文でOK”
- 詰まったら “Could you say that again?” を言う
準2級の面接は、
英語力より“対応力”が問われます。
準2級は“やり方”を変えれば小学生でも合格できる
準2級で大切なのは、量ではありません。
- 長文 → 段落の役割で読む
- 語彙 → 頻出800語に絞る
- 文法 → 5つのポイントだけ
- リスニング → 場面予測+キーワード
- 面接 → テンプレ暗記で対応
これだけで、
小学生でも 一次・二次ともに6〜7割が安定する試験 になります。
小学生がつまずくポイントと対策
※準2級に特有の“落とし穴”をすべて解決
英検準2級は、小学生にとって “難易度の壁”と“成長のチャンス”が同時に来る級 です。
多くの子が同じところでつまずきますが、それは英語の実力不足ではなく
準2級の勉強法が3級までと根本的に違うから。
ここでは、小学生が実際に苦戦しやすいポイントとその解決策を“効果の高い順”にまとめています。
長文で主張(メインアイデア)が取れない
準2級の長文は説明文が主流。
「何が言いたい文章なのか?」が分からないと一気に読めなくなります。
主張が取れない原因
- 段落の役割が分からない
- 抽象語(environment / community など)が増える
- 3級のように“そのまま読んで理解”ができなくなる
しかし対策はシンプルです。
● 対策:段落ごとに“一言ラベル”をつける
例:
- 1段落:何の話?
- 2段落:理由
- 3段落:問題点
- 4段落:提案
- 5段落:まとめ
この読み方をするだけで
設問がスルスル解けるようになります。
3級までは“文章の内容”を見る試験でしたが、
準2級から“文章の構造”を見る試験に変わります。
語彙が多すぎて覚えられない(特に抽象語)
準2級は
- advantage(利点)
- community(地域社会)
- support(支援・支える)
など、抽象的な語彙が急増します。
小学生は「意味の幅」を理解するのが難しいので、
覚えようとしてもすぐ忘れてしまいます。
● 対策:抽象語は“具体例”で覚える
例:
support
→ help(助ける)に近い
→ 勉強を助ける、イベントを手伝う等
抽象語は
例文・場面・イラスト の3点で覚えると定着します。
文法が多すぎて混乱する(関係代名詞・分詞)
準2級は文法の「幅」が広がるため、
小学生は 情報量の多さに圧倒される ことがあります。
特に
- 関係代名詞
- 分詞
- 受動態の応用
- 仮定法の一部
は挫折ポイントです。
でも、深く理解する必要はありません。
● 対策:文法は“長文に出た時に”だけ覚える
文法書で勉強するのではなく
長文の中で「出たものだけ」反復する のが最速。
準2級は
“文法問題で差がつく試験ではない”
ことを忘れないでください。
リスニングが速すぎて聞き取れない
準2級のリスニングは
- 音がつながる
- スピードが上がる
- 会話が長くなる
という理由で小学生には大きな壁になります。
でも、全部聞き取る必要はありません。
● 対策:最初の5秒で“場面”を特定する
例:
- store → 買い物
- Sunday → 予定
- club → 学校活動
- volunteer → イベント
場面さえ分かれば
細かい単語が聞き取れなくても正解できます。
面接の“追加質問”で固まる(最重要)
準2級の面接で
小学生がもっとも苦戦するのは、
深掘りされる追加質問です。
例:
Why do you think so?
Can you give me another reason?
In your school, how is it?
これは大人でも難しいレベル。
しかし、追加質問は
型を覚えておけばすべて対応できます。
● 対策:3つの型を丸暗記
1)意見
I think so. / I don’t think so.
2)理由
Because it’s important / useful / good for students.
3)補足(追加質問)
One more reason is that 〜
Also, it helps people in the community.
小学生は難しい理由を言う必要はありません。
“単語レベル”の理由で合格点が取れます。
集中力の問題(一次試験が長い)
準2級は試験時間が長く、
小学生は途中で集中力が切れてしまいがちです。
● 対策:過去問を「時間ごと」に区切って練習
- 読解(15分)
- 語彙文法(10分)
- 長文(15分)
- リスニング(最後にまとめて)
本番と同じ時間配分で練習するだけで、
正答率が安定します。
準2級に落ちる理由は「力」ではなく「戦略」
小学生が準2級で躓く原因は
- 語彙が足りない
- 長文が難しい
- 文法が多い
ではありません。
本当の原因は
準2級の“読み方・聞き方・話し方”を知らないから。
だから正しい戦略を知るだけで、誰でも合格ラインに届きます。
英検準2級は“高校英語の入口”になる級(まとめ)
英検準2級は、小学生にとって決して簡単な級ではありません。
長文は抽象的になり、語彙は増え、面接では深い質問が求められます。
しかし、その難しさこそが
英語力を一段引き上げる大きなチャンス
でもあります。
準2級はただの資格試験ではなく、
“高校英語の入口”になるポイントがいくつもあります。
読解力が一気に伸びる(説明文・意見文が読めるようになる)
準2級の長文は、高校の教科書に近い構成で書かれています。
- 主張
- 理由
- 具体例
- 結論
という“論理の流れ”を読む練習が自然にできるため、中学以降の英語がとても楽になります。
準2級の長文が読めるようになると、
高校1年生の文章も抵抗なく読めるレベルに到達します。
単語の「抽象語」が理解できるようになる
準2級で登場する語彙は、
- environment(環境)
- community(地域社会)
- support(支援する)
- advantage(利点)
など“概念語”が多くなります。
これこそが英語力の本質であり、
海外でも使われる“本物の語彙力”になります。
この段階に入ると、
英語が「会話」から「思考の道具」に変わります。
面接で“英語で考え、説明する力”が身につく
準2級の面接は、小学生にとって大きな挑戦です。
しかし、ここを乗り越えると
「本当に使える英語力」 が一気に伸びます。
- 意見を言う
- 理由を説明する
- 追加質問に答える
これは将来、
- 学校の英語のスピーキング試験
- 海外の友達との会話
- 留学
など、さまざまな場面で役立ちます。
準2級に受かる頃には、
英語での自己表現が“自然なもの”になります。
中学・高校の英語が驚くほどラクになる
準2級に合格すると、
中学英語はほぼすべて“既に知っている内容”になります。
- 文法は復習
- 長文は余裕を持って読める
- 単語も自然に覚えられる
- 英語の授業中に理解でつまずかない
中学に入ってからの英語の成績が安定しやすく、
英語が“得意科目”として定着する大きなメリット があります。
さらに高校英語にもスムーズに移行できるため、
受験・進学でも有利です。
小学生が準2級に挑戦する価値は“将来”に大きくつながる
準2級を小学生で取得すると、
子どもの英語力は
“守り”ではなく“伸ばす英語”に変わります。
- 英語を読む力
- 英語で考える力
- 英語で説明する力
- 英語で学ぶ力
これらは、
これからの英語教育(スピーキング重視・思考重視)に
確実に必要なスキルです。
準2級の勉強は、まさにその基礎を作る時間になります。
準2級は小学生にとって“未来への投資”になる級
準2級は決して簡単ではありません。
難易度も高く、対策にも時間がかかります。
しかし、その努力は
将来に向けた圧倒的なアドバンテージ
になります。
- 英語への自信
- 読解力の向上
- 表現力の成長
- 中学・高校での伸び
- 受験や進学の選択肢の増加
準2級は、“今”の英語力を測る試験ではなく
これからの英語力を育てる試験 です。
ぜひ、お子さんの成長のタイミングを見ながら
準2級に挑戦してみてください。

