英語の文章を読むと、
単語の意味は知っているはずなのに
「何を言っているか、つながらない…」
そんな経験はありませんか?
英検4級では、
英文をまとまりとして理解する力が求められます。
小学生の場合、読むスピードよりも、
どう読み取るかが大きなカギになります。
でもご安心ください。
練習の方向さえ合っていれば、
特別むずかしいテクニックは必要ありません。
この記事では、
「読めるようになってきた!」と実感できる学び方を
ご家庭でも取り入れやすく紹介します。
一緒に、お子さんの“読む力”を育てていきましょう。
英検4級で求められる読解力とは?
スピードよりも「意味がつながること」が大事
英検4級の読解問題は、長文といってもそれほど長くはありません。大切なのは、最後まで読みきって内容をつかめることです。
単語を1つずつ訳していくのではなく、文のまとまりとして意味をつかむ練習をしていきましょう。
読む前にできる準備がカギ
いきなり本文から読むよりも、先に次の3つを確認すると読みやすくなります。
- 設問(何について聞かれているか)
- 登場人物と場面(だれが・どこで)
- 選択肢(どんな答えがありそうか)
「何を探して読むのか」が分かった状態で本文に入ることで、内容が頭に入りやすくなります。
小学生がつまずきやすい原因
単語を“並べて”読んでしまう
単語の意味は分かっていても、ひとつひとつバラバラに訳してしまうと、文全体の意味が見えにくくなります。
例:
- She / likes / music. → 「彼女/好き/音楽…?」
このように、単語を順番に追っているだけだと、内容が頭に入りにくくなってしまいます。
返り読みが多くて疲れてしまう
意味が分からないところがあると、何度も前の文に戻って読んでしまうことがあります。これを繰り返していると、集中力が切れて最後まで読み切れません。
音に慣れていない
英文の音を聞き慣れていないと、リスニングだけでなく読解にも影響が出ます。音読やリスニングの経験が少ないと、英文を「かたまり」として認識しにくくなるためです。
読解力は、
- 語彙(知っている単語)
- 文法(語順や文の形)
- 音(音読・リスニング)
のバランスで育っていきます。
読解で点を伸ばすコツ
文章を「かたまり」で読む
次のような意識で、文を小さなまとまりに分けて読んでみましょう。
- 主語+動詞(だれが・どうする)
- 前置詞句(at school / in the morning など)
- 接続詞でつながる文(and / but / because など)
一語一語ではなく、「意味のかたまり」で読むことで、内容が頭に残りやすくなります。
設問→本文の順で読む
読解問題では、先に設問と選択肢を読み、
- 何について聞かれているのか
- どのあたりに答えがありそうか
をイメージしてから本文を読むと、必要な情報が見つけやすくなります。
接続詞で流れをつかむ
接続詞は、文と文の関係を教えてくれる「道しるべ」です。
- and:情報の追加(そして)
- but:逆の内容(しかし)
- because:理由(なぜなら)
接続詞のあとに続く文を意識するだけで、文章全体の流れがぐっと分かりやすくなります。
家庭でできる練習方法
① 音読は読解力アップの近道
音読は、読解力を伸ばすうえで非常に効果的です。
- 正しい語順が体にしみこむ
- 何度も読むことで意味をつかみやすくなる
- 読むスピードも自然に上がる
最初はゆっくりでOKです。同じ文を数日続けて読むことで、内容理解が深まります。
② シャドーイング(聞いたとおりにマネする)
教材やアプリの音声を聞きながら、少し遅れてマネをして声に出す練習です。
- 耳で聞く
- 口でまねる
- 目で英文を追う
この3つを同時に行うことで、英語のリズムや文のまとまりが身につきます。
③ 多読で「英語を読むこと」に慣れる
レベルに合った短い英文をたくさん読むことも大切です。すべてを正確に訳す必要はありません。
- 絵本タイプの英語教材
- 短いストーリーのリーディング教材
など、「少しがんばれば読める」レベルのものを選びましょう。分からない単語があっても、絵や文脈から推測する経験が、英検の長文にも生きてきます。
練習スケジュールの目安(週2〜5回でOK)
1回あたりの時間とペース
| ペース | 1回あたりの時間 | 向いている子 |
|---|---|---|
| ゆっくりペース | 10〜15分 | 英語が苦手・低学年 |
| 標準ペース | 15〜20分 | 英検5級レベルから4級に挑戦する子 |
| 集中ペース | 20〜30分 | 試験日まで2〜3ヶ月の子 |
無理なく続けるための工夫
- その日読む英文は「短め」を選ぶ
- 音声はかけ流すだけの日があってもOK
- 読めた文が増えたら、しっかりほめる
大切なのは、完璧を目指すより、続けることです。短い時間でも、週に何度か英語にふれる習慣が、読解力を大きく育てていきます。
読解力は他の技能とセットで伸びる
読む・聞く・話すはつながっている
- 聞いたことのある表現は、読んだときにも理解しやすい
- 読んで理解できる文は、自分でも言えるようになりやすい
このように、読解力はほかの技能と切り離せない関係にあります。音読やシャドーイングを通して、「読む」「聞く」「話す」をセットで育てていきましょう。
読めるようになると英語が楽しくなる
- 英検4級の読解では、スピードより意味がつながることが大切
- 単語を並べて読むのではなく、「かたまり」で読む練習をする
- 設問→本文の順に読むだけで、必要な情報が見つけやすくなる
- 音読・シャドーイング・多読で、家庭でも読解力を伸ばせる
- 短時間でも、週に数回の練習を続けることで、少しずつ自信が育っていく
英文が読めるようになると、お子さんの世界はぐっと広がります。「分かる!」という小さな成功体験を積み重ねながら、英検4級の合格と、その先の英語学習につながる読解力を育てていきましょう。

