日本の大学でも広がる「国際資格入試」
インターナショナルスクールに通うご家庭がよく気にされるのは、「日本の大学進学の選択肢は残るのか?」という点です。
実は近年、国際バカロレア(IB)やAレベルといった国際資格を活用できる入試制度を導入する日本の大学が急増しています。これにより、海外大学だけでなく、日本国内の一流大学への進学も現実的なルートになっています。
国際バカロレア(IB)で出願できる大学
国際バカロレア(IB)ディプロマは、日本の難関国立大や有名私立大でも高く評価されています。
- 東京大学:推薦入試でIBディプロマを活用可能
- 京都大学:国際高等教育院を通じたIB入試枠
- 大阪大学:帰国子女・外国人枠でIBを評価
- 筑波大学:IB特別入試を設置
私立大学でも多くのIB入試枠があります。
- 慶應義塾大学(PEARL・GIGAプログラム)
- 早稲田大学(国際教養学部・英語学位プログラム)
- 上智大学(国際教養学部・総合グローバル学部など)
- 国際基督教大学(ICU)
- 立命館大学(国際関係学部など)
Aレベルで出願できる大学
イギリスや英連邦諸国で標準となっているAレベル資格も、日本の大学入試で認定されるケースが増えています。
- 東京大学:AレベルをAO・推薦枠で評価
- 京都大学:Aレベル・SATなど国際資格を認定
- 名古屋大学:G30(Global 30)英語学位プログラムで活用可能
私立大学も柔軟に対応しています。
- 慶應義塾大学(GIGAプログラム)
- 早稲田大学(国際教養学部など)
- 上智大学(英語学位プログラム)
- 立命館アジア太平洋大学(APU)
保護者にとっての安心ポイント
- 国内外どちらの大学も目指せる
- 日本の一般入試に縛られない柔軟な選択肢
- 国際的な学習経験がそのまま評価される
つまり、IBやAレベルを取得していれば、子どもは海外大学を目指すことも、日本の難関大学に挑戦することも可能です。
インターナショナルスクール卒業後の進路は、海外大学だけではありません。
IBやAレベルといった国際資格を活用すれば、日本国内の東大・京大・早慶上智といった一流大学も十分に進学可能です。
「海外か日本か」どちらかを選ぶのではなく、両方の道を開いたままにできるのが、インターナショナルスクール教育の大きな強みです。
最後に海外大学と国内大学の比較表を作成したので参考にしてください。
海外大学と国内大学の比較表
| 項目 | 海外大学 | 国内大学(英語学位プログラム含む) |
|---|---|---|
| 学費 | 年間 約300〜600万円(国・大学によって差あり) 例:アメリカ私立大は高額、欧州の一部国立大は安め | 年間 約100〜200万円(私立大) 国立大なら年間約80万円前後 |
| 生活費 | 年間 約150〜300万円(寮費・生活費・保険など) | 年間 約100〜150万円(地域による。首都圏は高め) |
| 授業言語 | 主に英語 | 日本語または英語プログラム(PEARL、GIGA、ICUなど) |
| 入試形態 | SAT/ACT、IB、Aレベル、TOEFL/IELTSなど | 一般入試、AO入試、IB/Aレベル利用可(特別枠あり) |
| 学びの特徴 | 多様な国籍の学生と学び、国際ネットワークを構築しやすい | 日本にいながら国際環境を体験できる。海外留学プログラムを利用可 |
| 卒業後の進路 | 現地就職(OPT制度などを利用)、大学院進学、グローバル企業へ | 日本国内の大手企業、外資系企業、国際機関、海外大学院進学も可能 |
| メリット | ・世界で通用する学位 ・国際的ネットワーク構築 ・語学力の飛躍的向上 | ・学費が抑えられる ・日本の人脈や文化を維持できる ・海外と日本の両方に進路を開ける |
| デメリット | ・費用負担が大きい ・親元を離れるリスク ・文化・生活習慣の違いに適応が必要 | ・国際経験は限定的 ・「留学経験」としては評価が海外大に比べ弱い |

