小学生の英語リスニングが伸びない理由と対策(英検3級/準2級/2級)

小学生の英語リスニングが伸びない理由 英検

「うちの子、英語は好きなのにリスニングだけ全然できない…」
「単語はわりと知っているのに、音が聞き取れない」
「英検のリスニングになると急に点が落ちる」

小学生の保護者から、最も多く聞く悩みです。

実は、リスニングが伸びない理由は
「英語力が足りない」からではありません。

小学生のリスニングが伸びない原因の多くは、
“脳の処理スピードと音声習慣の問題” です。

具体的には:

  • 日本語と英語の音の処理が根本的に違う
  • 音の変化(リエゾン・弱形)が聞き取れない
  • 「英語を聞き続ける時間」が圧倒的に足りない
  • 英検特有の“問題構造”を知らない
  • 音を「理解しながら聞く」経験がほぼ無い

これらの理由が積み重なり、
語彙力はあるのにリスニングだけ低い、という状態が起こります。

しかし――
逆に言えば、上の原因をひとつずつ解決すると、
小学生でも 3級 → 準2級 → 2級 とリスニングは伸びていきます。

本記事では、

  • 小学生のリスニングが伸びない理由
  • 年齢による特徴
  • 英検3級/準2級/2級のリスニング構造
  • それぞれの級で点を取る“聞き方の型”
  • 家庭でできる最短のリスニング対策

をすべてまとめて解説します。

「聞けない…」を「聞こえる!」に変えるための、
小学生特化・実践型のリスニング記事です。

  1. 小学生のリスニングが伸びない本当の理由
    1. 語彙力が足りないからではない(ここを誤解している家庭が多い)
    2. 英語は「音がつながる言語」、日本語は「音が切れる言語」
    3. “聞き流し”はほとんど効果が出ない
    4. 日本語→英語の処理スピードがどうしても追いつかない
    5. 「英語を聞いた時間」が圧倒的に足りていない
    6. 英検のリスニング“特有の構造”を知らない
  2. 英検3級・準2級・2級のリスニングは“構造”が違う
    1. 英検3級は情報が少ない → “誘導で解ける” リスニング
    2. 英検準2級は情報量が増える → “選択肢の言い換え”が増加する
    3. 英検2級は抽象度が急上昇 → “要約して聞く”が必須
    4. 級が上がると必要な力は “こう変化する”
    5. つまり、伸ばし方は級によって“完全に違う”
  3. 英検3級のリスニング攻略(小学生向け)
    1. 3級は「先読み」と「動詞」で8割決まる
    2. 3級攻略の柱はこの3つ
    3. ① 選択肢は“音声より先に読む”(3級最大の武器)
    4. ② 3級の答えは“動詞+場所”で決まる
    5. ③ 会話の目的を意識すると一気に読める
    6. 3級の正しい聞き方テンプレ(音声開始前 → 問題解き終わりまで)
  4. 🎯 3級で落としやすい代表的な問題(小学生あるある)
    1. ❌ ① 情報を“全部”聞こうとする
    2. ❌ ② 単語の意味で止まる
    3. ❌ ③ 動詞を聞き逃すとパニック
    4. ❌ ④ 選択肢を読んでいない
    5. 3級は「選択肢の動詞」を読めば勝てる
  5. 英検準2級のリスニング攻略(小学生向け)
    1. 準2級は “言い換え勝負”
    2. 「情報量が多い中から必要な情報だけ抜く」力が必要
    3. 準2級の攻略の柱はこの3つ
    4. 準2級の正しい聞き方テンプレ(音声前 → 音声後)
    5. 🎯 小学生が準2級で落としやすい代表例
    6. 準2級は「言い換え × 理由 × 逆接」で点が取れる
  6. 英検2級のリスニング攻略(小学生向け)
    1. 2級は「抽象度の高いスピーチ」を聞き取る級
    2. 2級のリスニングは「要点をまとめる力」で決まる
    3. 情報量が多いので“聞く場所を決める”ことが重要
    4. 2級の攻略の柱はこの3つ
    5. 2級の正しい聞き方テンプレ
    6. 小学生が2級リスニングで落としやすいポイント
    7. 2級は「要約して聞く」ことで点が伸びる
  7. 小学生のリスニング対策(家庭でできる方法)
    1. ① 1日10分の「ながら聞き」はNG。短くても“集中して聞く”が最強
    2. ② YouTubeは“英語字幕付きの短い動画”が最適
    3. ③ 同じ動画を“2〜3回見る”と効果が3倍になる
    4. ④ 絵本の読み聞かせ音声は“リスニング対策の宝”
    5. ⑤ 英語の語順に慣れるために“英語のひとりごと”を促す
    6. ⑥ オンライン英会話は「耳のウォーミングアップ」として使う
    7. ⑦ 親が英語で日常のひとことを言う習慣を作る
    8. リスニング力は「習慣 × 質 × 再生回数」で伸びる
  8. 小学生の英検リスニングは“聞き方”で決まる
    1. 3級は「動詞と目的」で聞けば点が取れる
    2. 準2級は「言い換え × 理由 × 逆接」で決まる
    3. 2級は「要約して聞く」が絶対条件
    4. 家庭での習慣が、長期的なリスニング力を決める
  9. 英検のリスニングは、勉強の“量”よりも“方法”がすべて

小学生のリスニングが伸びない本当の理由

小学生のリスニングが伸びない理由は、
「英語力が足りない」からではありません。

大きな原因は、脳の処理・音声の習慣・英検の構造 の3つにあります。
それぞれ詳しく解説します。

語彙力が足りないからではない(ここを誤解している家庭が多い)

リスニングができないと「単語力が弱いからだ」と思われがちですが、
実際は 単語は知っているのに聞き取れない子が多い のが小学生の特徴です。

これは、

  • 単語を「文字で覚えている」
  • 音声としての記憶が弱い
  • 音の変化(リエゾン・弱形)に慣れていない

こうした“音の経験不足”が原因です。

want to → wanna
going to → gonna
did you → didja

文字では知っていても、
音の形が変わるとまったく聞き取れなくなります。

英語は「音がつながる言語」、日本語は「音が切れる言語」

小学生の脳は “母語の音の捉え方” を基準に聞きます。

日本語は:

  • 音が一音ずつはっきり
  • 強弱が少ない
  • つながらない

英語は:

  • 強弱が大きい
  • 音が消える・つながる
  • 子音で終わる音が多い

つまり、処理の仕方が根本的に違う ため、
英語の音は最初、すべてが「雑音」のように聞こえます。

これは能力不足ではなく、
ただ 英語の音を聞く経験が少ないだけ です。

“聞き流し”はほとんど効果が出ない

保護者の方がよくやるリスニング対策が、

  • BGMのように英語を流す
  • 子どもが遊んでいる間に流す
  • 英語動画を見せっぱなしにする

いわゆる「聞き流し」です。

しかし、これは ほぼ効果がありません。

理由は:

  • 脳が英語を“情報”として処理していない
  • 聞く姿勢がないと脳は音を切り捨てる
  • 小学生はマルチタスクができない

英語は
「理解しようとしながら聞く」時にだけ脳が音を学習します。

聞き流しは「音のシャワー」と言われますが、
ただの水しぶきで終わることがほとんどです。

日本語→英語の処理スピードがどうしても追いつかない

日本語は「語順が遅い言語」
英語は「語順が早い言語」です。

(日本語)
私は 昨日 友達と 映画を 見ました。
→ 動詞が最後に来る

(英語)
I watched a movie with my friend yesterday.
→ 最初の I watched の時点で意味が決まる

小学生はこの語順の違いに慣れていないため、

  • 最初の意味処理に時間がかかる
  • 文の後半を聞き逃す
  • 会話についていけない

という状態になります。

「英語を聞いた時間」が圧倒的に足りていない

リスニングはスポーツと同じで、
“練習量” がそのまま力に直結します。

しかし、ほとんどの小学生は

  • 学校の授業:年間20〜30時間
  • YouTube:日本語が9割
  • 音声付き教材:週1〜2回程度

という状態です。

英語の音に触れる時間が圧倒的に少ないため、
脳が英語の音を処理する回路を作る前に試験になります。

英検のリスニング“特有の構造”を知らない

英検のリスニングはクセがあります。

  • 選択肢を先に読む必要がある級
  • 言い換えでひっかける級
  • 情報量が多すぎる級
  • 要点が1回しか出ない級

これらの“試験特有の聞き方”を知らないまま聞いていると、
実力があっても点が取れません。

英検3級・準2級・2級のリスニングは“構造”が違う

英検のリスニングは、級ごとに
問題形式・音声の長さ・必要な処理能力 が大きく異なります。
ここを理解しないまま勉強すると、
「勉強しているのに点が伸びない」状態になりやすいです。

まずは、3級 → 準2級 → 2級の順に、
何が変わるのかを明確にしましょう。

英検3級は情報が少ない → “誘導で解ける” リスニング

3級は、英検5級・4級と比べて難しく感じるものの、
リスニングの構造は非常にシンプルです。

【3級の特徴】

  • 会話パートが中心
  • セリフが短い
  • 本文の長さは比較的短い
  • 回答の直前に“ヒントの言い換え”が出る
  • 1回聞くだけで完結する

つまり 聞くべきポイントが限定されている ため、
「先読み」や「動詞の意識」などの基本を身につけるだけで
点が伸びやすい級です。

【3級で必要な力】

  • 数字・場所・動作の聞き取り
  • シンプルな言い換えの理解
  • 1文の中の“最重要情報”を拾う力

簡単なように見えて、
小学生は 「先に選択肢を読む習慣」 がないため、
ここで点を落としてしまいます。

英検準2級は情報量が増える → “選択肢の言い換え”が増加する

準2級から構造が一気に変わります。

【準2級の特徴】

  • 会話文が長くなる(前置きが増える)
  • 選択肢がほぼ“言い換え”で出る
  • 情報量が多く、どれが重要かわかりにくい
  • 会話のトピックが日常 → 社会的な話題へ拡大
  • 聞きながら考え続ける必要がある

特に、準2級では
話者が本当に言いたいこと(意図)を理解する力 が重要です。

【準2級で必要な力】

  • 情報の取捨選択
  • 言い換え表現の理解
  • 原因と結果の流れを聞く
  • 会話の“意図”を聞き取る

3級までは「聞こえた言葉 → 選択肢の言葉」で対応できますが、
準2級からは 内容を理解しないと選べない 問題が増えます。

英検2級は抽象度が急上昇 → “要約して聞く”が必須

2級から、
会話リスニングだけでなく 説明文リスニング(モノローグ) が本格的になります。

内容も、
テクノロジー・環境問題・教育・科学など
小学生には難しいテーマが出ます。

【2級の特徴】

  • 音声が長くなる(30〜60秒)
  • 抽象的なテーマの説明が増える
  • 「理由・主張・例」の区別が必要
  • 要約的に情報をまとめながら聞く力が必要
  • 選択肢はほぼ“パラフレーズ(言い換え)”

ここからは、
聞こえた単語だけで解くことが不可能 になります。

【2級で必要な力】

  • 要点を抜き出す(main idea)
  • 理由(because / so)の聞き取り
  • 逆接(however)の後を聞く
  • 意見や主張の把握
  • 抽象的内容を“ざっくり要約”する力

小学生にとって難度は高いものの、
聞き方の型さえ覚えれば点は安定します。

級が上がると必要な力は “こう変化する”

必要な力小学生のつまずきポイント
3級単語・数字・動作の聞き取り先読みができない/聞ける範囲が狭い
準2級言い換え表現・意図理解情報の取捨選択ができない
2級要点把握・理由と主張の理解抽象的内容についていけない

つまり、伸ばし方は級によって“完全に違う”

  • 3級 → 聞く順番と先読み が最大の武器
  • 準2級 → 言い換えと情報整理 が勝負
  • 2級 → 要約と主張の理解 が必須

この構造を理解すると、
「どれだけ勉強しても伸びない…」という状態がなくなります。

英検3級のリスニング攻略(小学生向け)

英検3級のリスニングは、
3級の合否を最も左右するパート ですが、
実は「構造がシンプル」「正しい聞き方が決まっている」ため、
小学生でも点が伸びやすい級です。

ここでは 小学生が最短で得点を伸ばすための“聞き方の型” を解説します。

3級は「先読み」と「動詞」で8割決まる

3級の最大の特徴は:

  • 音声が短い
  • 情報が少ない
  • 会話文が中心
  • 答えはほぼ“直前の1〜2文”に出る

つまり、
聞く準備(先読み)さえできていれば高得点が取りやすい のが3級です。

逆に、小学生は

  • 音声が流れてから慌てて選択肢を読む
  • 聞きながら読むから追いつかない
  • 最初の1問でパニック

という“悪い習慣”で点を落としています。

3級攻略の柱はこの3つ

  1. 選択肢を先に読む(音声が始まる前の勝負)
  2. 動詞を聞き取る(何が起きたか=答え)
  3. 会話の目的を意識する(なぜ会話しているのか)

これができるだけで、
30点中 → 22〜26点まで安定します。

① 選択肢は“音声より先に読む”(3級最大の武器)

3級のリスニングは、
選択肢を見た瞬間に 何が問われるのかが一発でわかる ように作られています。

たとえば:

  • go to the library
  • study with his mother
  • play soccer at the park

この3つが選択肢に並んでいれば、
動詞を聞くだけでほぼ答えがわかる という構造。

小学生は「名詞」だけを見がちですが、
本当に見るべきは 動詞の違い です。

② 3級の答えは“動詞+場所”で決まる

3級のリスニングは、
主語(he / she / they)はわからなくても問題ありません。

必要なのは、

  • 行動(動詞)
  • 場所(school / park / home)
  • 時刻(時間問題)

だけ。

“I’m going to play soccer with my brother.”

play soccer を聞き取れば正解に辿りつきます。

名詞や形容詞は無視してOK。

③ 会話の目的を意識すると一気に読める

3級の会話は必ず“目的(why)”が存在します。

  • 困っている人を助ける
  • 何かを探している
  • 提案している
  • 予定を確認している

この 会話の理由 を意識すると、
細かい単語が聞き取れなくても内容がわかります。

3級の正しい聞き方テンプレ(音声開始前 → 問題解き終わりまで)

この流れを守ると、
小学生でも安定して点が伸びます。

✔ 音声が流れる前

  1. 選択肢の動詞だけ読む(即3つの動作を理解)
  2. 「誰が何をするか」だけ予測する
  3. 名詞は深追いしない(時間が無駄)

✔ 音声が流れたら

  1. 最初の1文は丁寧に(場面把握)
  2. 動詞が出た瞬間に選択肢と照合
  3. 時間・場所はメモしない
  4. わからない単語は完全に無視

✔ 音声が終わったら

  1. 入ってきた動作・場所をもう一度確認
  2. 選択肢の“言い換え”に注意
  3. 不自然な選択肢は消去する

🎯 3級で落としやすい代表的な問題(小学生あるある)

❌ ① 情報を“全部”聞こうとする

→ 無理。動詞と目的だけでOK。

❌ ② 単語の意味で止まる

→ 止まるとその問題は終了。

❌ ③ 動詞を聞き逃すとパニック

→ “後のセリフ”にヒントが必ず出る。

❌ ④ 選択肢を読んでいない

→ 3級最大の減点原因。

3級は「選択肢の動詞」を読めば勝てる

  • 先読み(動詞を見る)
  • 動詞・時間・場所を意識する
  • 会話の目的を理解する

この3点が揃うだけで、
英検3級のリスニングは 安定して高得点 に変わります。

英検準2級のリスニング攻略(小学生向け)

準2級は、3級とは別物です。
音声が長くなり、選択肢も難しくなり、
「聞こえた単語」だけで答えられなくなります。

しかし逆に言えば、
準2級は “聞き方の型” を覚えるだけで
小学生でも点が伸びる級でもあります。

準2級の鍵は 「言い換え」+「情報整理」 の2つです。

準2級は “言い換え勝負”

準2級から急に増えるのが、
選択肢の完全パラフレーズ(言い換え)問題

たとえば音声がこう言う:

“He decided to stay home because he felt tired.”

でも選択肢にはこう出る:

  • A: He didn’t go out because he was not feeling well.
  • B: He stayed home to finish his homework.
  • C: He visited his friend in the evening.

このように、音声と同じ単語はほぼ出ません。
代わりに 意味が同じ別の言葉 が使われます。

小学生がつまずく最大のポイント

→「聞こえた単語」が選択肢にないから迷う

正しい読み方は、
“意味” で考える → “言い換え” を選ぶ です。

「情報量が多い中から必要な情報だけ抜く」力が必要

準2級はスクリプトが長くなり、
前置きも多く、脇道も多いです。

だからこそ、

  • 理由(because)
  • 結果(so / therefore)
  • 逆接(but / however)
  • 意図(want / plan / decide)

こうした “答えが出る部分だけ” 集中して聞く のが大切です。

準2級の攻略の柱はこの3つ

  1. 選択肢の“言い換え”を先に読む
  2. 理由・意図・逆接を聞く(最重要)
  3. 会話の流れを「3つのステップ」で整理する

① 選択肢の“言い換え”を先に読む(言葉ではなく“意味”を見る)

準2級の先読みでは、
3級のように「動詞だけ」で解くことはできません。

代わりに、

✔ 選択肢の“意味の違い”を見る
  • A:理由
  • B:予定
  • C:問題が起きた
    のように、意味のタイプ を先に把握します。

音声が始まったら、
その意味に該当する情報にアンテナを立てて聞く。

② 準2級は「理由・逆接・意図」を聞けば勝てる

準2級で最も出るのがこの3つ:

🔵 理由:because / since

最も答えが出やすい位置

🔴 逆接:but / however

話者の本音や重要ポイントがここに出る

🟠 意図:want / plan / decide / need to

選択肢が“未来の予定”になりやすい

これらを聞き逃さないだけで
準2級のリスニングは大幅に安定します。

③ 会話の流れを「3ステップ」で理解する

準2級の音声は、流れが決まっています:

  1. 状況(Setting)
     → どこで、誰が、何の話をしているか
  2. 問題・相談(Problem)
     → 困っている、予定が変わる、提案される
  3. 結論(Decision)
     → 最後の数文に正解が出ることが多い

この 3ステップで整理しながら聞く と、
情報量が多くても混乱しません。

準2級の正しい聞き方テンプレ(音声前 → 音声後)

✔ 音声が流れる前

  1. 選択肢の“意味の違い”を見る
  2. 特に「理由/予定/問題」の分類を意識
  3. 動詞ではなく「意味の方向性」に注目

✔ 音声が流れたら

  1. 最初の1文で“状況(Setting)”を把握
  2. because / so / however が出たら必ず聞く
  3. 選択肢に出てくる言葉とは一致しない(完全パラフレーズ)
  4. 最後の数文は特に丁寧に

✔ 音声が終わったら

  1. 何が“起きたか”だけ思い出す
  2. 選択肢の言い換えと照合
  3. 一致する“意味”を選ぶ
    (単語では選ばない)

🎯 小学生が準2級で落としやすい代表例

❌ ① 動詞を聞こうとしてパニック

→ 準2級は“動詞ではなく意味”を見る級。

❌ ② 選択肢の単語に引っ張られる

→ 準2級は99%が言い換え。

❌ ③ 音声の“前半”を重要だと思いすぎ

→ 答えは後半に出ることが多い。

❌ ④ 図やメモをとろうとして聞き逃す

→ 小学生は書きながら聞けない。

準2級は「言い換え × 理由 × 逆接」で点が取れる

  • 単語一致ではなく“意味一致”
  • because / so / however を必ず聞く
  • 流れ(状況 → 問題 → 結論)の3ステップ
  • 最後の数文に“正解”が出やすい

この聞き方を覚えるだけで、
準2級のリスニングは 安定して得点帯に乗ります。

英検2級のリスニング攻略(小学生向け)

英検2級は、小学生にとってリスニング最大の壁です。
内容が抽象的になり、音声も長く、
3級・準2級とは「聞き方」がまったく違います。

しかし、2級のリスニングには明確な“型”があり、
それに沿って聞けば小学生でも安定して点が取れます。

2級の鍵は 「要点をつかむ・理由を聞く・主張を理解する」 です。

2級は「抽象度の高いスピーチ」を聞き取る級

2級では、会話だけでなく 説明文(モノローグ) が本格的に出ます。
テーマも、環境・テクノロジー・教育・社会問題など、
小学生には馴染みがない内容が多くなります。

そのため、
“単語の意味を拾う” 聞き方ではついていけません。

必要なのは、話の流れを大まかにつかむ聞き方です。

2級のリスニングは「要点をまとめる力」で決まる

2級の音声は、次の要素が常に含まれています。

  • 問題提起
  • 理由
  • 解決策
  • 結論(主張)

つまり、
文章をまるごと理解するのではなく「どの部分か」を理解すれば解ける という構造です。

情報量が多いので“聞く場所を決める”ことが重要

2級になると、情報量が増えすぎて
“全部を聞こうとすると必ず失敗” します。

そのため、次の3つだけに集中します。

  1. 理由(because / so / therefore)
  2. 主張(筆者が言いたいこと)
  3. 逆接(however / but)

この3つを取るだけで、
得点が大きく安定します。

2級の攻略の柱はこの3つ

  1. 段落の主張(Topic sentence)をつかむ
  2. 理由・逆接・例を聞く
  3. 選択肢の“言い換え”を見抜く

① 2級は「Topic(段落の1文目)」が最重要

2級の説明文は構造がハッキリしています。

  • 段落の1文目=「この段落で何を言うか」
  • それ以降=その説明・例・理由

つまり、
1文目が聞ければ、文章の50%は理解できる のが2級です。

難しい単語は気にしなくてOK。
“この段落が何の話か” をつかめれば十分です。

② 理由・逆接・例を聞く(ここに答えが80%出る)

2級で最も重要な3要素です。

● 理由(because / so / since)

→ 必ず情報が続く。ここが答え。

● 逆接(however / but)

筆者の本音が出る。 主張は逆接の後にある。

● 例(for example / for instance)

→ 主張ではない。説明のための“補足”。

③ 選択肢の“完全言い換え”が当たり前

2級では、選択肢はほぼ 100%パラフレーズ です。

音声
→ “children spend too much time using smartphones.”

選択肢
→ “Kids use digital devices for long periods.”

単語は全然違うけれど、意味は同じ。
これを見抜く力が必要です。

小学生でも、
“言葉ではなく意味を見る”
練習をすれば対応できます。

2級の正しい聞き方テンプレ

■ 音声が始まる前

  • 選択肢を読んで「主張/理由/例」のどれか分類する
  • 単語ではなく“意味の種類”を見る
  • 選択肢の最後の数語だけ見てもOK(時間短縮)

■ 音声が流れたら

  • 1文目(Topic)に集中
  • because / however / for example の後を重点的に聞く
  • 全部の単語を追わない
  • 内容がわからなくても焦らない(後半で答えが出ること多い)

■ 音声が終わったら

  • 「何が言いたかったか」だけ思い出す
  • 選択肢の中で“意味が一番近いもの”を選ぶ
  • 単語一致はほぼ0%なので注意

小学生が2級リスニングで落としやすいポイント

❌ ① 単語の意味で止まる

→ 2級は単語勝負ではない。

❌ ② 最初から全部を丁寧に聞きすぎる

→ 逆に迷いやすい。

❌ ③ 逆接(however)を見落とす

→ ここでほぼ正解が決まる。

❌ ④ 選択肢の単語に引っ張られる

→ “音声と同じ単語” は出ない級。

2級は「要約して聞く」ことで点が伸びる

2級のリスニングは高度に見えますが、
“聞くポイント” が決まっているため、
小学生でも攻略できます。

  • 1文目(Topic)を見る
  • 理由・逆接・例を聞く
  • 選択肢は意味で考える

これだけで、
2級のリスニングは 安定した得点帯に乗ります。

小学生のリスニング対策(家庭でできる方法)

英検のリスニング力は、
家庭での“ちょっとした習慣”で大きく変わります。

特別な教材をそろえる必要はありません。
大切なのは 「英語を聞く回数・質・姿勢」を整えること。
ここでは、小学生でも続けやすく、しかも効果が出やすいものだけを紹介します。

① 1日10分の「ながら聞き」はNG。短くても“集中して聞く”が最強

家庭で最も起こりやすい失敗が
「BGMとして英語を流す」ことです。

  • 遊びながら流す
  • 食事中に流す
  • 別のことをしながら聞かせる

これらは 効果ゼロ と言われています。

リスニングは “脳が意味処理をしている時” にのみ伸びるため、
短くてもかまわないので、

5〜10分だけ集中して聞く時間を作る

これが圧倒的に効果があります。

② YouTubeは“英語字幕付きの短い動画”が最適

小学生にとって、長い英語動画は集中が続きません。

おすすめは:

  • 2〜4分の短い英語動画
  • 英語字幕付き
  • 子どもが興味あるテーマ(動物・乗り物・実験など)
  • 会話よりもナレーションのある動画

特にナレーション動画は、

  • ゆっくり
  • はっきり
  • 文法が正確

という理由でリスニング力が急伸します。

③ 同じ動画を“2〜3回見る”と効果が3倍になる

多くの親御さんが知らないポイントですが、
リスニングは新しい動画を毎日見るよりも、

同じ動画を複数回見るほうが力がつく ことが研究でわかっています。

1回目:わからない
2回目:単語が少し聞こえる
3回目:内容が理解できる

「聞こえる→理解できる」の感覚が育つと、
英検の長文リスニングにも強くなります。

④ 絵本の読み聞かせ音声は“リスニング対策の宝”

英語絵本の音声は、

  • ゆっくり
  • クリア
  • 感情表現が豊か
  • 文章が短い
  • ストーリーがある

という点で、小学生に最適です。

特に英検3級・準2級は、
ストーリー型のリスニングと相性がよい ため、
絵本音声は超高相性の教材です。

おすすめは:

  • Oxford Reading Tree
  • Learn to Read
  • Raz-Kids(有料)
  • YouTubeの英語絵本読み聞かせ

1冊を「読む→聞く→読む」を繰り返すことで、
音声と文字のリンクが生まれます。

⑤ 英語の語順に慣れるために“英語のひとりごと”を促す

「英語は聞くより話すほうが先」という子が、
リスニングで伸びやすい特徴があります。

理由は、
自分で話すと語順処理が速くなるから。

親ができる具体的な声かけは:

  • “I’m hungry.”
  • “I’m tired.”
  • “Let’s go.”
  • “I found it.”
  • “It’s big!”

などの“超短い英語”を促すこと。

英語の語順を体で覚えると、
リスニングの処理スピードが一気に上がります。

⑥ オンライン英会話は「耳のウォーミングアップ」として使う

オンライン英会話はリスニング力に非常に効果的ですが、
勘違いされやすいのが

リスニング力そのものが上がるのではない
という点。

正しくは、

  • 英語を聞く姿勢が整う
  • 音の変化に慣れる
  • 文脈理解の速度が上がる
  • 外国人の発音に抵抗がなくなる
  • “英語モード”に切り替えやすくなる

という “耳のウォーミングアップ効果” が大きいです。

特に2級・準2級を目指す小学生には効果絶大。

⑦ 親が英語で日常のひとことを言う習慣を作る

リスニングの定着は、家庭環境が左右します。

例えば:

  • “Let’s go.”
  • “It’s time to eat.”
  • “Wash your hands.”
  • “Good night.”

このように、1日5〜10回だけ英語を挟むことで、
子どもの脳が
「家では英語を聞く必要がある」
と判断し、音の処理スピードが速くなります。

これは 英語を受ける態勢づくり であり、
家庭でしかできない最大のリスニング対策です。

リスニング力は「習慣 × 質 × 再生回数」で伸びる

  • 聞き流しでは伸びない
  • 短くても集中して聞けば伸びる
  • 同じ動画を複数回見るのが最強
  • 絵本音声は小学生に最適
  • 英語のひとりごとで語順処理が加速
  • オンライン英会話は“耳のウォームアップ”として優秀
  • 日常の短い英語が長期的な耳をつくる

この7つの対策は、
英検3級・準2級・2級すべてに通用する“土台” となります。

小学生の英検リスニングは“聞き方”で決まる

小学生の英検リスニングは、
単語力や難しい文法ではなく、
“聞き方の型” を知っているかどうか で勝負が決まります。

リスニングはセンスではありません。
正しい聞き方を身につければ、
誰でも必ず伸びる力です。

3級は「動詞と目的」で聞けば点が取れる

  • 選択肢の動詞を先に読む
  • 会話の目的を意識する
  • 細かい単語は無視してOK

3級は、聞くべきポイントが限られているため、
正しい“先読み”だけで大幅に安定します。

準2級は「言い換え × 理由 × 逆接」で決まる

  • 選択肢の意味の分類を見る
  • because / so / however を必ず聞く
  • 流れ(状況 → 問題 → 結論)を意識

準2級は、単語一致で解く級ではありません。
意味で選ぶ訓練 が最重要です。

2級は「要約して聞く」が絶対条件

  • Topic(段落の1文目)で方向性をつかむ
  • 理由・逆接・例を拾う
  • 選択肢は100%パラフレーズ

2級の攻略は
“全部聞こうとしない” のが最大のコツです。

家庭での習慣が、長期的なリスニング力を決める

  • 聞き流しは効果ゼロ
  • 短くても「集中して聞く」
  • 同じ動画を2〜3回見る
  • 絵本音声が最高の教材
  • ひとりごと・日常会話で英語の語順に慣れる
  • オンライン英会話は“耳のウォームアップ”

これらの積み重ねが、
英検本番での処理スピードにつながります。

英検のリスニングは、勉強の“量”よりも“方法”がすべて

正しい聞き方を覚えれば、

  • 3級 → 安定して合格圏
  • 準2級 → 言い換えに強くなる
  • 2級 → 抽象問題にも対応できる

というように、級が上がっても自然とついていけます。

「うちの子、リスニングが苦手かも…」
と感じていても大丈夫です。

リスニングは 努力が最も結果に出やすいパート
今日から聞き方を変えるだけで、
次の模試・過去問で必ず手応えが出ます。

タイトルとURLをコピーしました