入園説明会や見学を終えると、「インターに入る前に、家庭では何をしておけばいいんだろう?」と不安になる方がとても多いです。
とくに幼稚園インターは保育・教育のスタイルが日本の園とは大きく異なるため、少しだけ事前準備をしておくと、子どもが安心してスタートできるようになります。
実際には「高い英語力が必要」というわけではありません。大事なのは、園生活に必要な生活スキルやコミュニケーションの土台、そして英語に少しずつ慣れておく環境づくりです。
この記事では、幼稚園インターに入る前に家庭で無理なくできる準備を、やさしく整理してご紹介します。
幼稚園インターに入る前に必要な“準備”とは?
英語力はどこまで必要?
結論から言うと、幼稚園インターでは英語ゼロでも受け入れている学校が多いです。
この年齢では、言語よりも「園生活の適応」が重視されるため、
- あいさつができる
- 先生の話を聞こうとする姿勢がある
- お友だちと関わることができる
といった、基本的な生活力があれば大丈夫です。
もちろん、英語に少し触れておくと子ども自身が不安になりにくいので、家庭での“耳慣らし”はとても効果的です。
学校が見ている“生活面の自立”
幼稚園インターは学びの前に生活リズムや自立を大切にします。
- トイレ
- 着替え
- 手洗い・うがい
- 靴の脱ぎ履き
- 自分の荷物の管理
これらがある程度できれば、入園後のストレスが大きく減ります。英語よりも、まずは「生活力の準備」が安心につながると考えてください。
家庭でできる英語準備の基本
毎日少しずつ英語を“聞く”習慣をつくる
幼児期は「意味がわからなくても耳が慣れる時期」です。1日10分でも、英語の音に触れているとインターの環境にスムーズに入れます。
家庭で取り入れやすい英語インプットの例
- 英語の童謡・歌を流す
- 子ども向け英語アニメ(5〜10分程度)
- 読み聞かせ音声付きの英語絵本
子どもが「楽しい」「また見たい」と思えるコンテンツを選ぶのがポイントです。
生活フレーズを親子で一緒に練習
少しずつで良いので、日常の中で使う英語に触れておくと自信につながります。
よく使う生活フレーズの例
- Good morning. / See you. / Thank you.
- Help me, please.(手伝ってください)
- More, please.(もっとほしい)
- I’m done.(できた/終わった)
朝のあいさつやごはんの時間など、シーンを決めて短いフレーズを使うだけでも、子どもの吸収は大きく変わります。
英語絵本・動画の活用法
英語を「勉強」として教える必要はありません。まずは自然に触れておくことが目的です。
- ストーリーが短く、繰り返しの多い英語絵本を選ぶ
- 1話が短めの英語アニメを、1日1話程度にする
- 音楽やリズムが多い作品で、身体も一緒に動かしてみる
絵本と動画を組み合わせると、インプットの量と質を無理なく増やせます。
インター生活に必要なコミュニケーション力
自分の気持ちを伝える(日本語でもOK)
インターだからといって、入園時点で英語で話せる必要はありません。大切なのは、
- 嫌な時は「嫌だ」と言える
- 困ったら先生に助けを求められる
- 嬉しい気持ちを表現できる
といった、自己表現の土台です。日本語でしっかり伝えられる子は、英語でも必ず伝えられるようになります。
先生の指示を理解して動く力
どんな園でも、集団生活では“指示理解”がとても大切です。
- 並ぶ・座る
- 片付ける
- 静かに話を聞く
こうした行動が日本語でできていれば、英語での指示にも少しずつ対応できるようになります。
友だちとの関わり方の土台
インターナショナルスクールは活動的で、協働する場面が多い園がほとんどです。そのため、
- 一緒に遊ぶことが好き
- 簡単なルールを守れる
- 順番を待てる
といった社会性が育っていると、園生活がぐっと楽になります。
入園後に子どもが困らないための生活スキル
着替え・トイレ・食事などのセルフヘルプ
特に重要なのは、次のような「自分のことを自分でする力」です。
- トイレをなるべく1人でできる(トイレに行きたいと言える)
- 簡単な着脱ができる(靴下・靴・上着など)
- 食事をある程度自分で食べられる
英語より、むしろここが最も大切と言っても過言ではありません。少しずつ練習しておくと、園での自信につながります。
片付けや順番待ちなどの集団生活スキル
インターでは「自分で考えて動く」場面が多いです。
- 遊んだおもちゃを片付ける
- 順番を守って並ぶ
- 最後まで1つの活動をやりきる
こうした集団生活の基礎も、家庭でのちょっとした声かけや遊びの中でゆっくり育てていけます。
朝の別れ・気持ちの切り替えの練習
インターでは朝の流れがスピーディです。
- 登園したら先生にあいさつをする
- 自分の荷物を自分でロッカーに入れる
- 家族と別れて、気持ちを切り替えて活動に入る
これらを家庭で言葉にしながら軽く練習しておくだけでも、入園初日の不安がぐっと減ります。
インター選びで気をつけたいポイント
英語初級の子へのサポート体制
インターによって、英語初心者へのサポートは大きく異なります。
- 英語ゼロの子の受け入れ可否
- 補助の先生(TA)がどれくらいいるか
- クラスの人数(少人数かどうか)
こうした点は、説明会や見学の際に必ずチェックしておきましょう。
先生の人数・クラス環境
幼児期は環境の影響がとても大きい時期です。
- 先生の声かけが穏やかか
- 教室や園内が清潔か
- 子どもたちが落ち着いて過ごしているか
などを、実際の雰囲気から感じ取ってみてください。
日本語力とのバランスをどう保つか
フルインターに入ると、日本語環境が一気に減ることもあります。そのため、
- 家庭で日本語の会話をしっかりする
- 日本語の絵本の読み聞かせを続ける
- 年齢に応じた日本語の「考える遊び」(しりとり・なぞなぞなど)を取り入れる
といった工夫で、日本語の思考力も並行して育てていくことが大切です。
英語より“準備しておくと安心な生活力”
幼稚園インターでは、入園時の英語力よりも、“園生活にスムーズに入れる土台”がとても大事です。
- 着替え・トイレ・食事などの生活スキルの自立
- 気持ちの切り替えや自己表現の力
- 英語に少し慣れておくための、毎日の短いインプット
これらを無理なく整えておくだけで、子どもの不安やストレスが大幅に減り、インターでの毎日がぐっと楽しくなります。
焦らず、できるところから少しずつ準備していきましょう。家庭での小さな積み重ねが、インターでの大きな自信につながっていきます。

